2013/2/27 水曜日

活け花の授業 最終回・お知らせ

いけばな最終回。今日は、桃の花とモンステラ、ストック、かすみ草を使って大きな作品にチャレンジします。

器の並べ方から考えます。グループで作るので、みんなの意見やセンスを合わせていくのがなかなか難しいです。はじめは消極的だった人も一枝入れると、手が動き出します。そうしてみんなの力が合わさってチームワークがよくなっていきます。

慎重なチーム、大胆なチーム、個性があっておもしろいです。

着付けも茶道もそうなのですが、毎年生徒は違うのに、全体として進化していくのが不思議です。品女では「和の授業」があると知って入学してくる子が増えているからでしょうか。(プレゼンも1年生からうまいから、入学前から品女化が進んでる?)

短く折れてしまった花も大切に持って帰ります。

「祖母が剣山を出してくれました」「家で活けるのを母が楽しみにしています」お子さんの体験をご家族みんなで楽しんでくださっているのが伝わってきます。

私には以前、「仕事が忙しくて家を片付ける暇がなくて、花の活けられるような環境でないから・・・」とお花をもらうのがうれしくなかった時期がありました。

でも、州村先生と出会い、「口紅のキャップにでもペットボトルにでもお花は活けられる」「トイレの隅、窓のさん、ほんの小さな空間でも花があるとないとでは空気が変わる」ということを知りました。

そのことで、毎日の生活の中に、花を見てほっとする時間を持てるようになりました。それがたとえ数秒でも気持ちが切り替わり、その積み重ねは大きいです。

生徒の将来にも、仕事に家事に子育てに、忙しい日々が待っているかもしれません。そうした日常の一コマに花があることでほっと笑顔になる。この授業の体験がそのきっかけになってくれればうれしいです。

今日これからニュージーランド修学旅行に出発します。「和の授業」で体験したことはきっと海外で話題になるでしょう。

今年はタブレット端末のみ持って行くので、現地でうまくアップできなかったら、しばらくブログはお休みです。在校生、保護者の方は主任、担任ブログでお楽しみください。

*慶応大学の石倉洋子先生から以下、ご案内をいただきました。2つ目のテーマは今、私がとても興味を持っている問題です。 スタンフォード大学が講義の内容をネットで配信して話題になっていますが、近い未来に日本の学校の形も大きく変化すると感じています。 在校生は定期テスト前ですが、卒業生のみなさん、参加してはいかがでしょう?ネット上でも発言できます。くわしくは石倉先生のブログへ。http://yokoishikura.com/?p=9347

3月2日土曜日、慶應の日吉キャンパス協生館2階で、KMD RealProject  Showcaseが開かれます。 これは世界の課題ー2つのテーマを日本語と英語で議論しようというものです。 テーマは、「ITイノベーションは雇用を減らす」(日本語-)とFuture schools need NO lectures.(英語)です。 こちらも今テクノロジーが教育を抜本的に変えている中で興味深い課題だと思います。 それぞれ2チームが肯定と否定に分かれて議論しますが、それだけではなく、会場の皆さんもオンラインで見ている皆さんも、どんどん壇上に上がり(あるいはコメントで)、意見を戦わせていただくという企画です。