2013/1/18 金曜日

理事長コラム・節電

カテゴリー: お知らせ,その他,卒業生 — 漆 @ 17:27:16

大雪の品川区成人式帰り、理事長が車から降りたとたんに滑りそうになって、見ていた区長さんが「ああっ」と声を上げられました。なんとか無事踏みとどまってセーフ。その後もどんどん雪が降り積もり、「午後の卒業生イベント、私が挨拶するから家にいた方がいいんじゃない?」と電話をしたら、すでに学校にいました。本当に生徒が好きなんです。

その、理事長がPTA通信にときどきコラムを書いています。卒業生のみなさんもきっと読みたいと思いますので、以下にご紹介。

「鶏を飼っていた少年」理事長 漆邦臣

小学4年生だった頃、我が家に何羽か鶏がやってきた。
それは大病を患った私の父へのお見舞いの品だった。当時、地方ではそんな見舞いがあったのである。
食べてしまうのも、かわいそうということでそのまま飼うことになり、その当番となったのが私だった。
そのうち「ヒヨコ」が生まれ数が増え庭に金網で囲った柵を作り、その中で「養鶏?」が始まった。最盛期には7、8羽ほどになり、それぞれに名前をつけて育てた。
鶏は卵を生む。戦時、食糧難の中「卵」は貴重な栄養源だった。
その頃、私は小学校から帰るなり、「ただいま」を言う前に「今日、卵何個生んだ?」と尋ねていたそうだ。
鶏たちが生んだ卵のカラの表面に「生産月日」をエンピツで記録しモミガラの箱の中で保存した。
「えさ」は刻んだ野菜に米ヌカを混ぜるのだが、これも戦時中、入手困難のなか、小学校のそばの米屋のオバサンと仲良しになり調達した。ただ、冬場は葉っぱが乏しく集めてくるのに苦労したのを覚えている。
包丁でトントントンと野菜を刻む。小学生でこの「修行」をしたおかげで、キャベツの千切りの「ワザ」は、今でも誰にも負けない。

この「包丁ワザ」は事実です。子供の頃、食卓の千切りキャベツを見ただけで、今日の料理が父の作か母の作(短冊に近い感じ)か分かりました。ポテトチップスを包丁でスライスして作ることもできました。挽肉もこのほうがおいしいと、肉を包丁でたたいて作ってたんですよ。

理事長は、昔の生活をここで生徒たちにも伝え、感謝する気持ちや物を大切にする気持ちを伝えたいそうです。

*事務室から12月の電気使用状況の報告です。寒い日もウオームビズで節電を(今日、朝の気温は1度、私はストッキングを二重にはいています)

12月(12/3~1/2)は、前年同月比で最大需要電力、使用電力量ともに増加しました。

東棟 最大需要電力   327KW (前年同月比  1.2%増) 使用電力量 54,269KWh(前年同月比  9.4%増)

西棟 最大需要電力   190KW (前年同月比  5.6%増) 使用電力量 32,818KWh(前年同月比 17.7%増)

学校全体の使用電力量は前年同月比12.3%増でした。 12月の最大需要電力のピークは、以下の時間帯に記録しました。

東棟が12月27日(木) 10:00~10:30 西棟が12月20日(木) 10:00~10:30

※暖房による電力使用が増加しています。気温が低いため設定温度を高くしがちですが、温度設定は20度を目安に、使用していない教室は消すようお願いします。

*本日、本校でも何度もお世話になっている藤原和博さんの [よのなか]科とハーバード大サンデル教授のコラボ中学生版「白熱教室」が、夜23時からBS1で100分間放映されます。日本の学校教育に足りないクリティカルシンキングを中学生向けにどう扱うか、楽しみです。