特別講座 品川ヒロシのシナリオ学②
品川さんの特別講座のつづき。担当の伊藤から報告です。
第2回:「シナリオ研究&分析~映画(作品)を知ろう~①」
まず、宿題映画「猟奇的な彼女」「ラブ・アゲイン」「ゾンビランド」の感想を品川さんから生徒達にインタビュー。
次に映画の構成を人物相関チャートで分析。まだ2回目の講義ということもあってか、品川先生も生徒たちもぎこちない様子です。
そして、起承転結が果たす役割の解説映画の登場人物の名前をカードにして、黒板に貼りながら、人物関係をまとめていきました。 リアルではない人間関係の中に、どういう設定をもりこめば、リアルな感覚として受け止められるか、などの補足説明がありました。
リアルとかけ離れた「オチ」だとしたら、どのように伏線(品川先生は「フック」と呼んでいます。)を用意していくかが重要、とのことでした。
2作品(「猟奇的」「ラブアゲイン」)に共通する点は、ただのラブストーリーではなく、ラストスパートに〈偶然〉というフックがかかっていて、驚きが隠されていることだそうです。 伏線を多く隠しながら仕込んでおくことで、ラストの驚き部分でツッコミを入れられないように作ってあるとのこと。(台本作りのポイント!)
5年生の生徒たちは、いろいろな映画を例に出し、「この場合は?」「この場合は?」と設定に関する品川先生のご意見を積極的に質問していました。
次回までの宿題は、「ドロップ」のスピンオフショートフィルムを見るため、「ドロップ」そのものを見てくることです。