大学出張授業(東邦大学・看護学)
先週は保護者面談でした。同時にPTAの文化祭準備も進んでいて、多くの保護者の方がいらしていました。バザー用の手作り品をちらっと見せていただきましたが、とてもかわいかったです。
土曜は芳葉会の講演会も行われ、多くの卒業生が参加していました。のちほど卒業生のページで報告されると思います。
生徒たちは夏期講習に、部活に、文武両道で頑張っています。 テニス部に素敵なゲストをお呼びしました。 これは、後日ご報告しますね。 |
*先日、ここでも紹介したAIMS」という、親をがんで亡くした子ども達の心のケアと健全な成長のサポートをしている団体の設立パーティーに参加しました。
ブログを見て参加してくださった品川ファミリーの方もいらっしゃいました。
私も含め、この団体を応援している人たちのスピーチがあり、その中にホスピスを運営していらっしゃるお医者さまがいらっしゃいました。
その方がこのようなお話をなさいました。
・ホスピスでは、患者さんの家族を含め、一人の病人として考える。
私も患者の家族として、いろいろな思いをしたので、この言葉は心に残りました。
・ホスピスで患者さんが旅立つ前に残す言葉が5つある。それは、(英語でしたが日本語にすると)
あなたを許します
私を許してね
愛してます
ありがとう
さよなら
別れの時はいつくるか分かりません。
家族だから伝えにくいことがありますが(私はそうでした)、大切な人に伝えたいことは、伝えられるときに伝えておきたいと改めて強く感じました。
*さて、大学出張授業の報告です。
看護学と聞いて、ある卒業生のことを思い出しました。
その子は、大学受験の勉強をしているとき、お父様が闘病中で、その体験から看護学部を志しました。
合格の知らせを聞いた直後、お父様は旅立たれました。
合格したのは、入院していたその病院の付属大学の看護学科でした。
志を貫き、患者さんの立場にたてる看護師になっていることと思います。
担当の伊藤から報告です。
看護学「看護学を学ぶということ」
東邦大学看護学部 安武綾先生最初に「健康とはどういう状態のことですか」という質問から始まりました。指名された生徒は「けがをしていないこと」「精神的に安定していること」など答えました。先生からは、さらにもう一つ、「社会的な健康」もあるのだとお話をいただきました。0歳から死ぬまで、「今より良い状態になること」「満足できる状態になること」、そして「より良い死をみとること」、すべてが看護に関わることだと教わりました。高校生でいるうちは、「人としての感性を磨き、視野を広げる」ために、ささいなことでいいので「たくさんの経験」をしてほしい、とのことでした。
生徒たちは、周りの方を看護する立場で聞いていたと思いますが、彼女たちの将来を考えれば、いずれ自分たちが何らかの立場として関わる内容だったと思います。女性の未来に待ち受ける「妊娠・出産・育児・更年期・高齢」、そしてその時々の家族との関わり、自分の仕事、等々、あらゆる人と関わる内容であるだけに、看護学を身につけるには「人間力」が必要不可欠なのだと感じました。
*夏休み中、校長日記は不定期になります。