2学年総合学習 着物の文化 講演
今日は蒸し暑い一日でしたね。1年生がマリーゴールドを植えたので、学校前の歩道が明るくなりました。
2年生では着付けの授業が進行中です。それに先駆けて行った着物の文化に関する講演の様子を学年主任からご報告します。
津田先生のブログには生徒たちの質問が掲載されています。深いなぁと思うものから思わず笑ってしまうようなかわいい質問まで。
6月1日 津田恵子先生による講演 「Let’s Start Yukata Lesson」~日本を纏い、世界へ羽ばたく~
中等部2年の総合学習のテーマは『日本を知る』。
6月12日から、ゆかたの着付けの授業が始まりました。
授業に先立ち、6月1日の中等部総合学習の日に、着付けのご指導をお願いしています、きものライフスタイル・コンサルタントの津田恵子先生に講演をしていただきました。津田先生が講堂に入場されると、その美しいきもの姿に子ども達の視線が集中、どんなお話をしてくださるのか、興味津々の様子。 講演の内容は、
■直線の布がどのように仕立ててきものになっていくのか■きものの素材がエコ(循環型)であるということ ■英語が流暢に話せることよりも、日本人のアイデンティティをしっかりもった内容を伝えることが大切 その他、津田先生のきものにまつわる実体験も紹介くださり内容が盛り沢山、子ども達の「きもの-和の文化-」への興味・関心を一気にアップしていただいた1時間となりました。
★津田先生のホームページにも様子が掲載されていますので、ぜひご覧ください。講演の感想から、生徒の声を拾ってみました。
・「私自身、きものが好きで今まで何回も着たことがありましたが、“つつまれる”という感じを抱いたことはありませんでしたし、着付けという作業の中に、自分の個性や気持ちが表れてしまうということが、新鮮でとても驚きました。
津田先生のお話をうかがい、なんとなくですが、父や母、祖母がきものが好きな理由がわかりました。」・「津田先生が、“世界で活躍するためには、母国の文化を知っているということが大切です。”とおっしゃったことがとても印象に残っています。」
・「今回、初めて知って面白いと感じたのは、きもので、その人の立場・年齢・身分・そして帯の結び方で出身までわかるということです。きものがこんなに自分を表現できるものだと知って驚きました。それから、きものから布団→座布団→雑巾やはたき、お手玉・・・と様々な形に変えて、最後は土に還り、それが栄養となって、ふたたびきものになるということを知って、きものは本当にすごいものだと実感しました。」
・「ゆかたの着付けの授業が一気に楽しみになりました。
今年の夏はゆかたを自分で着付けて出かけたいです!」
先日のブログでご紹介した『はじめてのクラシック~中学生・高校生のために~』の申し込みが始まっています。なるべく多くのお子さんにチャンスをということで、ご家族以外のお友達でも大丈夫です。