2008/6/19 木曜日

メキシコからのお客様

カテゴリー: 28プロジェクト:世界 — 漆 @ 19:25:12

本校では、中3がニュージーランドに修学旅行に行き、高等部では、姉妹校、提携校への留学制度があり、毎年10名前後の各国からの留学生を迎えています。こうした取り組みが少しずつ外部へも知られ、「国際交流に積極的な学校」と認知されつつあるようです。ここ数年、様々な国の生徒が学校訪問に来るようになりました。今回はメキシコからのお客様の紹介です。以下、国際交流部の岡田からです。

本日からメキシコの高校生3名を体験留学生として迎えています。
彼女達は日本メキシコ学院という日本人学校とメキシコ人の学校が併設されている私立学校の生徒で、普段から日本語を学んでいる生徒です。
今回は選ばれて日本への教育旅行に参加しており、品川女子学院での体験入学10日間を終えた後は、京都→広島→福岡→東京とまわって帰国するのだそうです。 

時差であまり眠れてもいない上に、初めての日本、初めてのホームステイ、先生の引率もなし、という状況に「とても緊張しています」と最初はかちこちの対面でした。
しかしこちらの説明などにはきちんと「ありがとう」、すれ違う先生方にも「こんにちは」と言える素直な生徒さん達で私も安心。

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ホストシスターと対面してクラスの生徒達に大歓迎される頃には笑顔一杯になっていました。クロスカルチャールームでも本校の留学生(チェコ出身)が“先輩”として色々アドバイスをしてくれていましたし、明るく親切な生徒が多いということを実感してくれたようです。

体験入学中に「学校にいる留学生と一緒に日本語の授業を受けられるのよ。」と話したら目を丸くして喜んでいました。同じメキシコ学院の仲間が日本全国の学校に散らばって体験入学をしているのですが、このような環境(他の留学生と共に日本語の授業を週に8時間も受けられる)を体験出来るのは品川女子学院に来た3人くらいでしょうから。

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体験入学中のホームステイは中等部の2年生2名と3年生1名が名乗りをあげてくれ、登下校は勿論、授業などでもあれこれと世話をやいてくれる約束になっています。

ニュージーランドへの修学旅行では逆の立場を体験することですし、今回のホストシスターとしての役目は異文化を理解したり相手の立場を考える上で、得難く貴重な体験になることと思います。 これから彼女達がどんな風に交流を深め、どんな影響を与え(与えられ)ていくのか、見守っていくのがとても楽しみです。

本校のミッションは「世界を心に」から始まります。生徒達が社会に出る頃には、環境問題等、国境を越えて協力していかなければならない問題がますます増えるでしょう。そのとき、違う文化のバックグランドを持った人々と、自然とつきあえ、主張すべきことは主張し、違いを受け入れることもできる、そんな人に育ってほしいと願っています。 

生徒の皆さん、校内で出会ったら声をかけてあげてくださいね。(来週はハワイからのお客様です)