修学旅行「いざ交流校へ!」
3月8日、ホストファミリーと会うため交流校へ向かいます。
生徒たちは朝から緊張の面持ちです。「なんだかおなかが痛くなってきました」などと言いつつ、すでにおも~くなったトランクを運び、バスに乗り込みます。私は現在高1が3名留学しているセント・ドミニクスに同行しました。
学校に着くと、まずはオリエンテーションです。コーディネーターはこれから各学校に毎日同行して、生徒のお世話をしてくれる方々です。
生徒が相談しやすいようにと全員が現地にくわしい日本人女性です。しかも昨年もお世話になった方がほとんどで本校の生徒の様子も把握されているので心強いです。(「昨年は○○ちゃんにお手伝いしてもらったんですよ」などと、生徒の名前もよく覚えていてくださいました)
ホームステイや学校交流は、生徒が日本での生活をそのまま通そうとするわがままでトラブルが起きがちなので、私からは「子供たちの成長と自立の機会ですので、どうか遠慮なく厳しくご指導ください」とお願いしました。
写真はオリエンテーションの様子です。道の渡り方に始まり安全確保の仕方、文化の違い、おとなしいのは美徳ではなく積極的に発言するのがいいこと、等々、さまざまなお話がありました。生徒たちは真剣な表情で聞き、早速、積極的に「郵便ポストに投函口が二つあったらどちらに入れるんですか?」などと、細かいことまで聞いていました。
ご家庭への連絡のため、郵便に関する質問が他でも出ていました。保護者会で私からも「携帯電話でホストファミリーや交流校を飛び越して連絡することが現地との信頼関係をこわし、お子さんの自立を阻むもとです。持たせないと心配でいられないご家庭はロングステイを選ばないでください」とお話ししましたが、ご家庭のご理解のおかげで、生徒たちは「自分の力で乗り越えよう」という意欲をみせてくれています。
この二日の体験だけでも、ずいぶん成長したなぁと感じますから、きっと一回り大きくなって(たぶんサイズも)お家へ帰ることでしょう。