早稲田大学連携授業(先進理工学部②)
定期テストが終わり、気候もよく、学習に集中できる季節になりました。
今日の午前中、講堂では塾の先生対象の説明会がありました。パンフレットに教え子の姿を見つけてうれしそうな方もいらっしゃいました。
3日の休日は模試会場、4日は入試説明会の初回、6日の日曜はまた模試会場と説明会が続きます。
本校の6年生も受験生も志望校への夢に向かって頑張りどきです。今はたいへんだけれど、この試練は未来に必ず活きてきます。応援しています。
学問の秋と並行して、土曜は一眼レフの特別講座、PTAの演劇鑑賞、日曜の午後は品川区の音楽祭、文化の秋でもありますね。
早稲田大学連携授業、先進理工学部、5年生は男性の先生でしたが、4年生は女性の先生がお越しくださいました。生徒にとってはロールモデルを見る貴重な機会になりました。
担当濱谷からの報告です。
早稲田大学連携授業
「理系博士課程学生の日常と将来」斎藤ひとみ先生理系進学を希望している生徒中心に27名が本講座を受講いたしました。
講座を担当していただいた先生は、理工学部で無機化学を専攻し、博士課程を修了して大学で助手をされている女性の方でした。大学では、学生実験の指導や授業も担当されています。
女性が理系の世界で博士課程に進み、大学に残って助手をされるというのは、大変珍しいです。
しかし、先生のお話の中で、技術力のある女性は、出産・育児があっても普通に仕事を続けている人がほとんどなので、有利であるというお話があり、生徒も真剣に聞き入っているようでした。講義の中で、生徒がドキッとしたお話がありました。
「理系に行くなら、英語ができないと話にならないです。」との言葉です。
確かに理系ですと、学生であっても、自分の研究内容を英語の論文にまとめ、海外で研究発表する機会もあったりします。
研究中に必要になってくる文献も海外のものが多く、すべて英語。
さらに専門用語がたくさん混ざってきます。
就職後も、商品を開発・製造する際は、海外の論文を読み解く必要がありますし、海外で生産する場合、公用語は英語です。
生徒も、将来理系の職業につくというイメージが湧いたのではないでしょうか。また、生徒が自信を持てるお話もありました。
先生は高校生のころ、進路選択で初めは文系を選んだそうです。
しかし、その後将来の夢が変わり、理系に転向されました。
「初めは数学が本当に嫌いでしかたなかった。でも、目標が決まった後は、不思議と克服できた。」と熱く語っている姿に、生徒は深く感動したようです。生徒たちにも、将来の目標に向かって努力を惜しまず、夢に近づいていってほしいと思います。
*卒業生が明治大学にて災害支援の講演会を主催するそうです。
高校生以下は無料です。
詳細→ http://miznowa.jp/event/genpatsu/pdf/genpatsu.pdf