特別講座「遺伝子タイプ」②
昨日の続きです。学校内ではできない様々な体験を、早稲田大学に伺ってさせていただきました。理系分野の女性人口は圧倒的に不足しているそうですが、これがきっかけとなって将来理系へ進み、社会に貢献すると子がでるかもしれません。専門性の高い仕事につくことで、出産育児を経ても元の仕事に戻るチャンスも広がります。
早稲田大学のみなさま、ありがとうございました。
以下は理科科の浜谷からのご紹介です。
先週に引き続き、理科特別講座の第2弾が早稲田大学先端科学・健康医療融合研究機構(ASMeW)で行われました。
内容は、先週、生徒各自の髪の毛から抽出した遺伝子の一部を増幅させた後、ある遺伝子配列を認識して切断する酵素(制限酵素)を用い、その違いから、アルコールに強いか弱いかを判定するというものでした。
生徒達は、見たこともない実験道具に興味津々で、電動で液体を吸ったり戻したりできるピペットを使ったときは、「先生!うちの理科室にもこれ買ってください!!」と興奮気味でした。
実験の待ち時間には、研究室の中を見学させていただきました。肉眼では見えない自分の髪の毛のキューティクルを電子顕微鏡で見たり、エアーシャワーを浴びて、埃のほとんどない半導体の研究室に作業着を着て入ったりと、様々な体験をしました。
今回おこなった実験の成功率は、大学生が行っても50%だということで、結果が出なかった生徒もいましたが、とても楽しかったと満足して帰っていきました。この講座で科学への好奇心がより深くなったことと思います。