教科イチオシ見学会⑤昭和の暮らし博物館
家庭科のイチオシです。「昭和の暮らし」と言われると、昭和生まれの私には何か不思議な感じもしますが、生徒にとっては「昔」なのでしょうね。家庭科の授業でも「昭和の話を聞く」というものがあって、戦前を知っている卒業生にお話しをしてもらっています。以下、引率の遠藤からの報告です。
「昭和の暮らし博物館」館長の小泉和子さんは、京都女子大学で教えておられます。重要文化財など決めるときの診査などしていらっしゃるようです。
「人間の生活のペースは昭和中期頃が一番あっていると思います。」と話されました。ピーナツを作り始めるとき「きな粉ができるの?」と質問したのは2年生でした。タイトルはピーナツ作りなのに!「きな粉は大豆でしょう」と私が答えると、館長さんがすかさず「きな粉はあそこにある石臼で挽きます」と答えられました。
「糒は、小学校の国語の教科書に出て来たでしょう。」と私が補足すると言葉は、分かっていたようです。
最後に「手作りをするとその過程で気づく事が多く役立つものです。」というようなことを話されました。(写真:すり鉢でピーナッツバター作成中)