教科イチ押し(国立東京博物館)
教科イチ押しのつづき。担当の大川からの報告です。
上野の森にある、博物館・美術館群。普段行く機会があるようでない数多くの施設。でも、行ってみると、教科書や資料集で見たことがある、おなじみの作品に出会える場所。建物の外観や内部も、どこかの映画やドラマで見たことがある。今回訪問した、東京国立博物館(通称トーハク)も『半沢直樹』『HERO』『GANTZ』などの撮影が行われた場所です。
いまにも空が泣き出しそうな寒空の中、東京国立博物館のスクール・プログラム「はじめての東博(レクチャー+自由見学)」に参加してきました。博物館に到着して案内されたのは、地下にある、広いレクチャー・ルーム。室内があまりにも寒いので、学芸員の方のご厚意で、生徒たちはコートを着たまま受講させていただきました。 博物館が所蔵する、膨大な数の収蔵品の中から代表的な作品を選りすぐって、スライドで時代順に作品の紹介・解説をしていただきました。縄文時代の「火焔土器」にはじまり、「遮光器土偶」など、教科書・資料集でおなじみの作品を解説していただきます。また、仏像や絵巻などについては、時代背景なども含めてわかりやすく、説明していただきました。生徒たちも熱心に耳を傾け、そのせいなのか予定の30分を15分以上もオーバーしてレクチャーが終了しました。
レクチャ-の後は、1時間30分ほどの自由見学です。生憎この日は東洋館と平成館が閉鎖中で見学をすることができなかったのですが、本館・表慶館・法隆寺宝物館を、各自、見学しました。博物館の展示物は頻繁に入れ替わるので、生徒の感想の中にも「前に東博に行った時と展示物が替わっていて楽しめた」というものがありました。また、「いろいろな仏像が見られて楽しかった」「一つ一つしっかり見てたので時間が足りなかった」「日本史の授業で学んだものの実物を見て感動した」などの感想があり、概ね好評でした。