2014/9/11 木曜日

映画「柘榴坂の仇討ち」特別講座(第4回)

昨日の夕方、中庭の前の廊下で外をみながらため息をつく生徒達。「どうしたの?」と聞くと、「弓道部の練習をしようと外に出たとたん、降ってきてしまって・・・」

その後、職員会議だったのですが、途中で雨の音がどんどん激しくなっていくのが聞こえ、下校途中の生徒は大丈夫だろうかと心配になりました。

文化祭が近づいています。会期中は校内の人間だけでなく、多くのお客様がいらっしゃいます。天候不順に備えて委員もクラスも準備してください。

さて、マルチタスクの品女生ですが、行事前で忙しくても勉強の手は抜けません。

9月の補習講習の回覧を見ていたら、夏休みの課題の補習(これはお呼び出し)。1年英語発展講習、4年数学難関入試問題対策、4年数学問題集の解説を作ろう!、5年数学発展講習・・・と、行事で忙しい時期でも、放課後、希望してさらに発展的な学習に取り組もうという生徒達。(部活一色だった自分の高校時代を思うと頭が下がります)

さて、9月20日の公開間近、映画特別講座の様子を担当の伊藤からご報告します。 

映画特別講座第四回、配給会社キノフィルムの武部さまにご講演いただきました。

まず配給会社の主な仕事が、「営業」、「買付」、「宣伝」だという説明がありました。三つの仕事とも、どの映画をどの年齢層のひとがどれほど観ているのか、分析するところからスタートします。

たとえば洋画は、本来10代客が少ないけれど、話題のものは観客数がぐっと増えます。その場合、どのタイミングで、どの場所で、どの時間帯に上映するように手配するか。いろいろと戦略が考えられますので、それにのっとって臨機応変な対応力が必要とされます。
つまり、配給会社は観客と映画館と製作者とを繋げる役割を担っているということです。

次に、「映画界の女性」の話をしていただきました。

女性が連れ立って出掛けることが多いため、女性が映画のターゲットになりやすい傾向があります。そのため、プロデューサーは女性が多いそうです。一方、力仕事の多いカメラや音声、美術部等は男性が多く、全体の絶対数は男性が多いとのこと。

現場の男女比は男性が多い業界ですが、女性の活躍する場ももちろんあります。そんな力強いお言葉もいただきました。 

生徒達にとって、聞き覚えのない映画の配給会社の実体の理解を深め、映画界で活躍する女性像のイメージを浮かべる、有意義な時間となりました。

*保護者の皆様、本日、「後援会通信」が配布されました。お父さんの会の様子も楽しく報告されています。鞄の底で蛇腹折りになる前にお子さんから受け取ってご覧ください。

 

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