2013/6/13 木曜日

5学年校外授業

カテゴリー: 行事 — 漆 @ 17:44:00

今朝もしとしとと降る雨。1年生が歩道の植栽をする予定でしたが、雨脚が強くて明日におくったクラスもありました。

午前中は、学校説明会を行いました。足下の悪い中、お越しくださりありがとうございました。

朝の事務所前にはここ数日、列ができています。生徒の手にしているプリントを見ると、早いものですでに夏期講習の申し込み時期。

読書週間も始まっています。図書室からYOMOCAが発行されました。古本市へのご協力もよろしくお願いします。

今日は5年生の校外学習の紹介です。初めての場所でかなり充実した内容だったようで、帰りを学校で待っていると一番最後に戻ってきました。

マルチタスクで忙しい品女で過ごす日々はあっという間。5年生は今年一年、学校のリーダーとして一つ一つのイベントを味わいながら過ごしていきます。充実した、達成感のある一年になりますように。

では、主任の重田からの報告です。

5年生にとっては、今回が最後の校外授業となります。
学年の教員団の中にも、「最後の校外授業を実りあるものに・・・」という思いは強く、学年会議の場で、何度も相談を重ね、ギリギリまで様々な案を検討して参りました。
最終的には、総合的に考えて「六次産業推進の町神川町への訪問」が一番有意義だろうということになり合意に至った次第です。
思い入れが強い分だけ、用意したプログラムはかなり盛りだくさんになっていましたので、学校への帰着が予定より遅くなってしまい、保護者の皆様にはご心配おかけして申し訳ありませんでした。以下は、それぞれの当日のプログラム詳細と生徒の様子のご報告です。

【一路神川町へ】
残念ながら欠席0ではありませんでしたが、ほとんどの生徒が元気よく集合。教頭先生を初めとして学校でお留守番してくださる先生方のお見送りを受けて、予定通り8:15に学校を出発しました。

さほど渋滞もありませんでしたが、神川町は思いの外遠く、予定より少し遅れて現地に到着。
最初はヤマキ醸造さんの工場敷地に降り立ちました。

【味噌・醤油蔵見学】
早速、ヤマキ醸造の味噌・醤油蔵を見学しました。目の前の大きな味噌樽に圧倒され、ヤマキ醸造の方から
「100年以上昔から引き継がれているもろみです!」というお話をうかがって、感動の声が上がっていました。

大豆からこだわった味噌つくりのDVDを見てレクチャーを受け日本の伝統産業の姿を目の当たりにする体験は、なかなか稀少だったと思います。

【有機野菜収穫体験】

ヤマキ醸造さんが大切にしている自然農法は、土作りからこだわり、極力農薬を使わないで作物を育てていく理想の農業です。

今回は、その農法で育てた貴重な有機野菜を収穫させていただくことを許可していただき、楽しみにしておりました。
しかし、今年は春に雨が少なく、生育状況が今ひとつだとのお話でしたので、生徒達の手にできるお野菜は1つか2つ程度だろうと予想していました。
しかし、当日は農家の方のご厚意で5、6個は持ち帰って良いということになり、生徒他達は嬉々として玉葱を収穫していました。
多分、保護者の方々も召し上がっていただいたと思います。確かに小ぶりではありましたが、甘みがあるおいしい玉葱で感激しました。

【六次産業推進の町についてのレクチャー】
地域の問題点を見つめ、冷静に分析し、地元企業と協力して根本から問題解決策を練り、自然とともに生きる地域の理想を堅持しつつ、問題解決を図っているのが神川町です。

町の活性化を実現させ、日本の食を守る町作りを実現している様子を目の当たりにしたことは、 「社会の問題点を見つめ、それを解決するために起業する」 という起業プログラムの考え方の道筋を理解し、実践していくための一助となるのではないかと思いました。

【お昼ご飯】
神川町の自然農法で育った作物を原料にしたお豆腐や湯葉・有機野菜がてんこ盛りのお食事。
なんと温かいけんちん汁は、お代わり自由でした!
調味料も、醤油・ソース・ケチャップに至るまですべてヤマキ醸造の製品です。
さらに、豆乳で作られたふわふわプリンまでついていて、生徒達は大満足の様子でした。(これもヤマキ醸造さんが考案なさったスイーツです)

【下久保ダムで記念撮影】
堰堤の長さが日本一という下久保ダムのほとりで、クラス毎に記念撮影を行いました。
雄大な景色と湖の水の色の美しさに歓声が上がっていました。

 しかし、今年は雨が少なく、現在満水時の半分ほどの推量で、水不足が心配される状況とのことでした。
空梅雨になってしまうとちょっと心配です。

【三波石峡へ】
ダムのほとりから三波石峡までおあつらえ向きの散歩コースがあります。

今回は、皆で緑が茂る道をゆっくりと下って三波石峡まで歩きました。 約20分ほどです。
 降りきると点在する緑の石が美しい川のほとりに出ることができます。
イノシシがでることもあると聞いて、ちょっと心配しましたが、今回は無事に散策を楽しむことができました。

【ヤマキ醸造で豆乳ソフトに舌鼓・お土産購入】
最後にヤマキ醸造さんへの感謝の思いもこめて最後にお土産購入をしました。
今日は、特別にヤマキさんおすすめの豆乳ソフトも購入して食べてよいという約束になっていましたので、生徒達は、ソフトクリームを食べ、旅の最後にほっと一息ついて満足げな表情をしていました。
今回は、ヤマキ醸造さん、神川町の方々に本当にお世話になりました。
心から感謝申し上げます。
5年学年主任 重田

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