2010/5/20 木曜日

日本語の授業にお邪魔しました。

カテゴリー: 2010年度,本校にいる留学生たち — 国際交流 @ 17:56:36

留学生の5人は、週に数回、皆で日本語の授業を受けています。

どんな風に日々勉強に励んでいるのか(!)、その授業をちょっとのぞかせてもらいました。

東棟の2階にあるクロスカルチャールーム(これまでの留学生の足跡も残る、アットホームな明るい教室です)に集まった4人。←この日はエイプリルさんがお休みでした。残念。

まずはグリーティングから始まります。

先生からの指示で、ひとりずつ、この間の連休をホストファミリーとどう過ごしたかを話してくれました。ちょっと遠出をした、とか、ホストファミリーの田舎へ一緒に帰省した、とか、おいしいものをいっぱい食べた、とか。

とても楽しい話の中から、先生が、大事な言葉を抜き出します。

そこから派生して、じゃあこの言葉は?これは知ってる?知っておいたほうがいいよー、と、話と言葉は膨らんでいく一方。

つまり、テキストからではなく日常生活の中から、より生活に密着した、『使える日本語』を学んでいくのです。

それは、生徒たちにとってみれば、日々のコミュニケーションをよりスムーズにするためには必要不可欠な知識です。たとえば、「おなかの調子が悪い時、痛くなったときに欲しいのは『胃腸薬』、頭が痛い時は『頭痛薬』」「『嫌い』なものでも『苦手』と言ったほうが良い場合もあるよね」など、生活に役立つものばかり。

彼女たちも、一生懸命覚えようとしていました。

dscn3876.jpg

dscn3877.jpg

そして、テキストから基本的なことも学びます。

電車に乗る時の、時刻表の見方・切符の買い方・時間の表し方。

街の名前や、時間による挨拶の変化。正しい日本語の使い方、です。

相手に正しく、自分のことを伝えるために、おろそかにしてはいけない、基本事項を学びます。

私たちには普通のことでも、難しいことはたくさんあるのかもしれません。日本語は難しいです。一緒に学びながら、とても勉強になりました。

そして何より、驚いたのは。

理解の早さと、呑み込みの良さ。そして、覚えよう、日本語を学ぼう、という意欲です。

みな日本語はかなりの理解力を持っています。

それに加えて、もっともっと、と学んでいくその姿勢。

明るく楽しく、前向きに、そして意欲的に学んでいる彼女たちの雰囲気を、どこまでお伝えできているか分かりませんが、見ている私が誇らしくなってしまうくらい、充実した時間だったと思います。

一時間のうちに学んだことは、量も多く内容も濃かったはずです。

一生懸命なまなざしで、先生の言葉に耳を傾ける彼女たちを見ているうちに、

一緒になって、一生懸命に、『日本語』を学んでいる自分がいました。

これからも、ときどきお邪魔して、彼女たちと一緒に『日本語』を学んでいきたいと思います。

dscn3878.jpg

留学生担当  村田