⑮大学出張授業(立教大学 実験心理学)
週末に今年還暦の卒業生(昭和47年卒)の同窓会があり、理事長がお土産として文化祭で生徒が考えた白バラミラーや米娘などをあげたそうです。後輩のアイディアで作られらた品に大喜びだったそうです。
今日はコルベ・カレッジの生徒さんが朝から登校しています。日本語の勉強をしている子が多く、自己紹介も日本語でしていました。ホストファミリーが素晴らしいと口を揃えて言っていました。引率の先生も、「週末にお電話したら、こちらがお願いしているにもかかわらず、みなさん感謝の気持ちを伝えてくださって感激した」とおっしゃっていました。お引き受けくださったご家庭のみなさま、ありがとうございます。
今週は、特別講座もいろいろと計画されています。ソニーに訪問する講座、コルベカレッジ・萩原先生による異文化交流の講座、共感される文章を書く講座、国際ガールズデー関連の講座、数学科・情報科共催によるベネッセさんの講座など。これはまた後日、ご報告します。以下の出張授業もそうですが、校内だけでは学べない世界の情報をこうした機会に得られる生徒達は本当に幸せです。みなさまのご協力に感謝しています。
さて、大学出張授業の続きで実験心理学、立教大学を担当の小山からご報告します。
立教大学・日高聡太准教授による実験心理学の講座を学びました。
お話や映像などとても興味深い内容であり、楽しく講義を受けることが出来ました。 実験心理学は普段あまり接しないような現象や状況を通じて、科学的な方法による実験によって、心と脳の働きを研究しています。 ・視覚(ものの見え方)・・ヒトの視覚には、明るさの自動修正機能が備わっている。
・動き(運動残効現象)・・ヒトは脳の中で、常に相対的な評価をしながら、動きの知覚を生成している。
・奥行き・・人間は外界からの光を受けとる場所は、完全に平面(2次元)。そのため、ヒトは、脳の中で奥行き(3次元)を再構築している
・色・・ヒトの視覚はでは、色は「赤・緑」、「青・黄色」というペアで色が表現されている。そのため、ある色をじっと見つめていると、その色に対する反応が衰え、対となる色が見える。
その他様々な内容のから、ヒトの脳は、周りの状況を踏まえて、その都度最適な情報を取捨選択し、外の世界を脳の中でつくり上げていることを学ぶ事ができました。