礼法・茶道の授業に参加
本校にいる留学生は、今週、1年生の礼法の授業・2年生の作法の授業に参加してきました。
【1年生・礼法】
今回の礼法の授業では、お箸の使い方、鶴の箸置きの作り方、和食器の取り扱い方を学びました。
ご存知のように、世界中で日本食が「ブーム」となっている昨今、もはや、「外国人がお箸を使うのは大変」という考えは古いようです。今回参加した全員が上手にお箸を使いこなせていました。(ホームステイをしておりますので、ご家庭でも教えていただいているのでしょう)。こちらの写真は、お箸の1本だけを鉛筆のように持ち、そのあと、もう一本を指と指の間から入れる、という順序を踏んでいる最中です。エイダさん(手前から2番目)は左利きなので、ちょっと大変そうでしたが、4人ともきちんとしたお箸の持ち方をしておりました。
お箸を置くための「鶴の箸置き」の作り方を教えていただきました。この紙、「紅」で四辺が色づけしてあり、手で赤い部分を触るとこの紅が指についてしまいます。気をつけながら折る作業をします。教え合いながら、無事全員完成。なかなか上手にできています。 (授業終了後、先生に見ていただいて「皆さん上手ですね」と褒めていただきました)
次に、食器の扱い方を習いました。和食器は一つ一つが手の込んだものであるので、丁寧に扱わなければいけません。持つときも両手、置くときも両手で。そして静かに置きます。ある留学生は、お椀を見ると「みそしる~~!」と嬉しそうに「かきこむ」動作をしていましたが・・・それは行儀悪いですよ!(それだけお味噌汁が大好きなのでしょう!?) 写真は、お椀のふたを取る練習。
その後は先日教えていただいた礼の仕方、起立の仕方を復習しました。
【2年生・茶道】
2年生の茶道では、上生菓子とお抹茶を頂きました。リディアさんは抹茶が大好きらしく、「お抹茶、飲めるよ」と言うと興奮気味。まずはお菓子を頂きました。お菓子の取り方も先生から丁寧にご指導していただきました。
「ここに軽く手を添えて下さいね」と教えて頂いているアーシャさん。その後、アーシャさんは「おいしいー」と言いながら食べていました。(他の留学生も「何からできているの?」と不思議がりつつ、「おいしい!」と完食。)
そのあと、中学2年生が点ててくれたお抹茶を頂きました。ここでも、「抹茶は外国人に苦すぎて飲めないだろう」という考えは古いようで・・・。こちらも全ておいしく頂きました。
そして、最後、お抹茶を点てます。必死です。途中、先生にアドバイスを頂きながら完成させ、中学2年生へ。(中学2年生、おいしかったですか?)
今回の茶道は、「抹茶が好きだから嬉しかった」という感想から、「お腹が空いていたからお菓子が食べられてよかった」という感想もありました。上生菓子は、「もしかしたら留学生の口には合わない甘さかな・・・」と心配していたのですが・・・「小豆は外国の人には甘すぎる」という考えも古いのだと思ったり・・・付き添いの私も色々と考えさせられた茶道の時間でした。
さて、12月になれば、試験1週間前。留学生の皆さんも試験にむけて一生懸命勉強してほしいと思います。
(写真が沢山撮れたクラスと撮れなかったクラスがあり、留学生によって掲載枚数が偏っていますがご了承下さい)
国際交流部 山本