寄席鑑賞と和食のマナーを体験しました①
昨日、高等部総合学習が行われ、留学生は5年生と一緒に寄席鑑賞と和食のマナー講習に参加しました。
午前中は国立演芸場に行き、漫才、紙切り、落語を鑑賞しました。「寄席」というと日本人でもなかなか見る機会が少なく、言葉も早口だったりやや難しい言い回しを使うので、「留学生には難しいかな」「その場の雰囲気を味わってもらえればそれで十分」と思っていたのですが、漫才も紙切りも動きや簡単な日本語が多く、留学生は全員笑いっぱなしでした(落語は少し早くて難しかったですが…)。話し手が投げかける問いにも積極的に挙手し、完全に寄席の世界に魅了されていました。また新しい日本文化を体験でき、うれしそうな留学生でした。
午後は赤坂プリンスホテルに移動し、大ホールで和食のフルコースを食べながらお箸の使い方やお椀の持ち方などのマナーを学習しました。「日本料理は苦手なものが多い」と食べず嫌いなことを言っていた留学生も、見た目の美しさや彩りの鮮やかさに加えて味の繊細さに驚くと同時に、苦手意識もどこかに行ってしまったようでした。約2時間の食事を終え、感想を聞いてみると、「おいしかった!」「全部食べた!」「今までいくらを食べたことがなかったけど、すごくおいしかった!」と元気に話していました。肝心の「和食のマナー」は?!「・・・。」和食をふんだんに味わい、だいたいのマナーを経験できたので、今回は良しとしましょう。
※写真は国立演芸場で大笑いした後の留学生です。
留学生担任 伊藤