20170610 留学成果発表会
6月10日(土)午後、今年度1回目となる留学成果発表会がありました。発表会は2部構成となっており、今回は海外から受けている2名の生徒による日本語の発表と、今年の1月から4月に3ヶ月間海外留学した8名の本校生徒による英語の発表でした。
海外から受け入れている留学生2名のうち、最初の発表は、イギリスから来たアメジストさんでした。昨年9月に来日し、日本留学は10ヶ月目。来週には帰国の途につきます。日本とイギリスの比較、特に食について比較して話をしてくれました。次はデンマークから来たカタリーナさん。4月に来日して、本校ではまだ2ヶ月目。自己紹介をしてくれました。とっても明るく、人柄の出た発表でした。ホストファミリーの方や留学団体の方のサポートがあってこそ、本校で学生生活ができています。ホストファミリーの皆様、留学団体の皆様、留学生を毎日支えて下さいまして、本当にありがとうございます。
本校から海外留学した生徒の英語の発表では、ニュージーランドに留学した生徒2名、オーストラリアに留学した生徒2名、アメリカに留学していた生徒2名、カナダに留学していた生徒2名が発表しました。留学先での生活のことだけでなく、留学生活で気づいた感謝の気持ち、自分のあり方などについて、自作の英文でスピーチをしてくれました。現地の高校の授業を受けたからこそ出来たこと・気づいたこと、例えばリトマス紙が適切な形ではなくランダムな形になっていることに気づいた生徒、日本を離れホストファミリーと過ごすことで日本の家族の大切さに気が付いた生徒、日本人とも英語を話すことで、現地の人と話しやすく友達を作れた生徒。英語力を上げることだけではなく、困難なことばかりであろう留学生活に真正面から向き合うことで英語力だけでなく精神面でも成長して帰ってくることができました。
本校に来ている留学生も、本校から海外に留学した生徒も、日本の家族やホストファミリーへの感謝や楽しかったことなどを中心に、大いに話してくれましたが、自国から出ていけば、当然異文化の壁があり、思ったようにできず、つらい思いをしたことはたくさんあったはずです。楽しいことだけでなく、そういったつらい経験も含めて「留学」です。楽しかった思い出も苦しかった体験も、英語力も精神的な成長もすべて彼女たちの未来への糧になっていきます。また、海外で自国ではできないことをする、だけが留学ではなく、自国の良さや違いに気づき目を向けるようになることも留学の良さのひとつです。「異」を尊重しつつ、自国の良さを発信していくひとりとして将来的には活躍してくれる人材になることを期待したいです。
また今回、彼女たちの雄姿を見に多くの方が来場してくださいました。ご来校いただきました保護者の皆様、ホストファミリーの皆様、留学に関わってくださった皆様に感謝いたします。本当にありがとうございました。