留学成果発表会
先日の土曜日(6月26日)、留学成果発表会が行われました。
ご来場くださった皆様、心から感謝申し上げます。
本校から海を渡って留学した2名の生徒と、留学生の5名が、それぞれに今感じていること、これまでに学んできたことなどを、スピーチにして発表する、貴重な機会でした。
本校からの留学生は、もちろん英語(流暢な!)で、留学中の生活のあれこれを写真を交えて報告してくれました。
そして、品女で日本語を学んでいる5名の留学生は、もちろん(笑)日本語で(皆とっても上手でした)、スピーチしてくれました。
家族のこと、ホストファミリーの皆さんのこと、母国と日本の違いや感じたこと、思ったこと、学んでいくことの難しさや達成感、などなどなど。
実に多岐にわたる内容で、しかも聞き応えのある、素晴らしい内容だったと思います。
留学生のうち、2名(エイプリルさんと、シャノンさん)は4月に来日したばかりですが、その日本語のあまりの上手さにこちらも思わず聞き入ってしまうばかり。自分たちがなぜ日本語を学ぶのか、その人生観にも似たものを織り交ぜながら、日本の生活や学ぶことの難しさ、そして日々の楽しい生活を聞かせてくれました。
あとの3名は、実はもうじき帰国が迫っています。(リサさんとアーシアさんは、この文章を書いている今、もう帰国の途についています。そしてエマさんは、7月の終業式で帰国します)
終始、感謝の意が述べられていたのがとても印象的でした。
自分が学んでこれたこと、クラスメイトや部活の仲間との楽しい日々、そして、日本への思いやこれからの展望。
そんなすべては、いろんな人たちに支えられていたのだと、ホストファミリーの皆さまや母国で待つ家族、そしてこの品女の皆への感謝を込めたメッセージだったと受け取りました。
1年間、懸命に日本語を学んだ彼女たちは、語学だけでなく、もちろん日本の文化や思想にふれ、様々な経験を通して、一回りも二回りも成長したのでないかと思うのです。
素直に感謝を述べながら、日本を離れるのが寂しい、また訪れたい、と語ってくれた彼女たちの目は、これからの未来が明るいものであることを示すように、希望と意欲と自信を秘めていました。
前向きに、能動的に、世界にむかって人生を歩んでいく、---そんな姿勢こそが、品女の精神なのだと、改めて実感いたしました。
これからの彼女たちの未来が、光に満ちたものでありますように。
そして、これからも『品女』で学んでいく皆さん、自分の人生における目標を見据えながら、一緒に楽しく前向きに学んでゆきましょう。
彼女たちのサヨナラスピーチであることを知っている生徒たちが、何人も会場に足を運んでくれたことが、嬉しかったです。
留学生担当 村田