第５回留学生日本語発表会
先日の土曜日にホストファミリー向けに、水曜日には総合学習の時間に１年生向けに留学生の日本語発表会が開かれました。
留学生は４名と人数の上では少しさみしく出し物の数も少なかったのですが、４名個々の日本語レベルが非常に高く、内容はとても充実したものになりました。
一つ目の出し物は「クイズショー」。留学生の出身国をおもしろおかしく、テレビのクイズ番組形式で問題を出します。留学生２名が司会者、他の２名の留学生プラス教員２名と紫穂子先生が解答者となってショーは行われました。問題は「オーストラリアで食べられている動物は？」、「ドイツではビールは何歳から飲むことができる？」、「ミャンマーはどこにある？」など１０問が出され、パワーポイントを使って問題が前方に映し出されたのでとても見やすく、絵や写真もあったのでそれぞれの国のことが見ている人によく分かっていただけたと思います。ところどころ、留学生が考えたボケとツッコミがあったり、解答者の珍解答があったり、ステージ上の解答者だけでなく、会場で発表会を見ている方々にも答えてもらう問題もあったりと、会場全体で楽しめる企画でした。
「クイズショー」で盛り上がった後は一人ずつのスピーチでした。このときもまたパワーポイントを使い、４月から本校に通い出した２名は自分の国についてのスピーチを、今月末で帰国してしまう２名は今までの日本での生活について、写真を使いながらスピーチしました。どの生徒も本校での生活が楽しいと語り、帰国してしまう２名のスピーチでは「帰りたくない」という言葉が何度も出てきました。今まで何人もの留学生が帰国していきましたが、いつでも帰国していく留学生を見送るのは寂しいものです…。
最後の出し物ではSMAPの「世界に一つだけの花」を、それぞれがSMAPのメンバーになり、振り付けもまじえてソロパートを見事に歌い上げました。このときもまた、留学生の提案で、パワーポイントを使って４人の後ろに綺麗な花の写真をスライドショーで流し、また一味上をいく演出を醸し出しました。
普通は留学生が日本語を話すだけでも苦労するものですが、今回の留学生は日本語の色々な言い回しを知っていたり、ボケとツッコミを絶妙のタイミングで入れてきたりと、本当に個々のレベルが高く、また、パワーポイントを使ったことで内容も充実したとてもハイレベルな日本語発表会でした。
最後になりましたがホストファミリーの皆様、お忙しいところお越しいただきありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
留学生担任 伊藤