留学を終えて
本校の留学には主に夏期に出発するプログラムと冬期出発のプログラムがあります。
先月、カナダ留学を終えた5名が帰国して2008年度夏期出発のプログラム(オーストラリア、ニュージーランド、イギリスの各3か月、及びカナダ4か月)が全て終了しました。思わぬハプニングもありましたが、全員が元気で満足気な表情でした。この冬カナダは例年以上に冷え込んで氷点下の日々だったので、「日本はすごく暖かい。」そうです。
さて、留学を終えた人たちに課している幾つかの課題があります。それは、①日本語と英語でレポートを仕上げること、②校内に掲示するポスターを作成すること、③アンケートに回答すること、④先生方や同級生・後輩たちに留学の成果を伝えること。
現在、校内の数か所に帰国報告ポスター(模造紙)が掲示されていますので、機会がありましたら是非ご覧ください。留学先での授業の様子や休日の過ごし方、学生寮やホームステイの様子などがわかると思います。中には殆ど英語で書かれたポスターがあって、これは2枚ともニュージーランドに1年間留学していた5年生の作ったものです。彼女は帰国後に「先生、英語の方が楽にさっと書けるんですよね・・・日本語は離れていたからすぐに書けません。」と言い、実際に英文レポートの方を先に提出してくれました。英語力の伸びには目を見張るものがありますが、将来の進路についてもより明確な方向性を見出して帰国したようで、質問もより具体的になっています。
最後に留学後のアンケートにある質問を1つと生徒たちの回答を抜粋してお知らせします。
質問: 「留学生活で身についたと思うことは何ですか」
回答: 自立心、英語力、問題解決能力、発言力、広い視野、異文化理解、コミュニケーション能力
※殆どの生徒が共通して上記の力を挙げています。
3か月程の留学では、むしろ英語力以外の上記に挙げたような能力が伸びたと答える生徒が多いようですね。現地では想像のつかない出来事や苦しい場面も多々あったはずですが、昨年も今年も留学途中に学校に助けを求めてくるような場面は皆無でした。そして帰国後も「色々困った場面もあったのですが、それらも含めて勉強になったので私にとってよい経験でした。」等の頼もしい言葉があり、嬉しく思うことばかりでした。
もうすぐ冬出発のプログラムが始まります。
今度はどんな報告が聞けるのか、こちらも楽しみです。
国際交流部 岡田