高等部朝礼
6月21日(水)、私にとっては初めての高等部朝礼でした。 |
起業体験プログラムのプレゼンテーションにおいて、「日本文化を見直そう」「もったいない精神を大切にしたい」といった理念を持っての発表があったことを受け、「黄金比」「白銀比」の話をしました。 |
その概要について、5学年主任の高田からの報告を載せさせてもらいます。 |
6月21日朝、今年度、はじめての高等部朝礼がありました。
校長講話では、西洋で、古代ギリシア以来、最も安定し、 美しい比率と呼ばれた「黄金比」と日本人に馴染みが深く、著名な 木造建築物や人気キャラクターにも見ることができる「白銀比」 についてフリップを使いながら話しがありました。特に「白銀比」 では日本における白銀比は単に美しさのみを表現するものではなく 、日本人の思想にある、「もったいない」という物を大切にする感 性や合理性と結びついていることを、日本で昔から使われている、 「曲尺」という道具を具体例に生徒に説明しました。
次に日本の「もったいない」から始まり、世界に発信された「MO TTAINAI」の心を大切にすることの重要性や「もったいない 時間」と「もったいなくない時間」について、授業時間や選挙権と 絡めて、話が続きました。
とてもわかりやすく、また、薀蓄に富んだ話で、終了時には拍手が起こりました。私の長年の記憶でも朝礼の講話で拍手が起こるのは あまり記憶にありません。
朝礼のすぐ後、授業のクラスがあり、少しの間、朝礼の話題となりました。
関連して、校長先生が夏期講習で6年生の講座を持つと話したところ、生徒から「校長先生は本気ですね」と声が上がりました。本気 も本気、来年、日本史選択の人は受講出来るかもしれないと話し、 それまでにもったいない時間をなくして、しっかりと準備しようと 締めくくり、授業に入りました。