2020/1/25 土曜日

20200118 留学成果発表会

1月18日に留学成果発表会が行われました。

日本語発表、英語発表、そしてトビタテ留学の成果発表というプログラムで実施されました。

 

はじめに、日本語発表の部では3人の留学生が発表しました。

 

オーストラリアから来ているシャーロットさんは、自分の国の文化について発表しました。オーストラリアでは英語以外の第二外国語を学ぶ環境があり、中国語や日本語、フランス語などが人気だそうです。また、学校では先住民族アボリジニの言葉を教えており、「アボリジニの言葉を学ぶことは大切で、言葉がなくなると文化がなくなるから」と話していたのが印象的でした。日本に来てまだ10日ほどにも関わらず、日本語を流暢に話していました。

 

フランスから来ているジュリーさんは、フランスの祝祭日について発表しました。

1月6日のFete des Rois(公現祭)や2月2日のChande leur(聖燭祭)のように、日本にはない祝日もあれば、2月14日は日本同様バレンタインですが「贈り物はチョコレートよりも赤い薔薇が人気」など、身近なエピソードを交えながら発表してくれました。

 

アメリカから来ているアビーさんは、帰国前最後の発表でした。他校で特別講師として英語を教えるなどアクティブに活動しているアビーさんは、この冬に山形県米沢市の学校に2週間通った経験について発表しました。米沢市の学校は共学校で少人数クラスだった等、品女との違いに驚きつつ、先生やお友達と過ごした時間を「青春」と話していました。品女での残り2週間の生活でも、思い出をたくさん作りたいそうです。

 

日本語の部に続いて、9名の生徒が英語で留学成果を発表しました。留学先の内訳は、オーストラリア留学1名、アメリカ留学3名、カナダ留学5名です。

 

オーストラリアに留学した生徒は、留学校の授業で常に積極的な発言を求められ、自分自身の意見を持ち、それをディスカッションの中で表現することの重要性を伝えてくれました。そのような学習環境の中で、価値観や考え方の多様性に気づくことができたそうです。英語自体ではなく、英語を通したコミュニケーションによって学びを得るという、留学での本質的な学びを発表の中で共有してくれました。

 

アメリカに留学した生徒たちは、アメリカならではの、ユニークなイベントに積極的に参加したそうです。パーティーや交流会に参加することで、クラスメイトとの距離を縮めて友達を作った生徒や、一緒にジムに行ったり、スポーツに挑戦してコミュニケーションをはかり、現地の人々と交流を深めるなど、それぞれの生徒が留学先で出会う人々と関係を作るため、様々な工夫や挑戦をしていました。その結果、留学先でできた友達や先生、ホストファミリーと過ごした時間は、生徒たちにとってかけがえのないものになったようです。

 

カナダに留学した生徒たちは、日本との違いに驚きながらも多くのものを得たという経験を発表してくれました。例えば、日本学校とは違いFLEXという時間が授業時間割に組み込まれており、その時間を活用して先生に学習内容について質問できたそうです。また、ある生徒は、日本の中高では珍しいマーケティングのクラスを受講し、レポートやプレゼンテーションに取り組んだそうです。留学した生徒たちは、様々な場面で発言を求められたようですが、最初は人前で英語を話したり、発表するのがうまくいかないという苦労をした生徒も、それを乗り越え、留学成果発表会では、堂々と自分が学んできたことを英語で発表してくれました。

 

最後に、トビタテ!留学JAPANのプログラムを利用してカナダに留学した生徒が留学成果を報告しました。トビタテ留学に応募するにあたり、自分の将来についてじっくり考える中で、これまで続けてきた製菓に専念することに決めたそうです。自主活動としてトロントでお菓子の研究をして回ったり、英語でのコミュニケーションを通して苦労しながらも製菓を学んだことで、国際的に活動するという将来の目標がより明確になったそうです。

 

今回の留学成果発表会は、日本に留学中の生徒、他国に留学してきた生徒たちが、それぞれ留学によって得た貴重な体験や学びを共有する場となりました。留学を通して学んだことをこれからの学校生活に活かし、将来の目標達成の糧として、今後の学習に取り組んでいってくれることと思います。

 

当日は足下の悪い中、多くの保護者の皆様、また関係者の皆様にお越し頂き、誠にありがとうございました。お越し頂いた皆様のお力添えや応援によって、生徒たちは多くのことを学び、成長する機会を得ることができたこと、改めてここにお礼申し上げます。

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