2019/6/15 土曜日

20190615 留学成果発表会

6月15日に本校の留学成果発表会が行われました。

今回の発表は【日本語発表】【英語発表】の2部構成でおこなわれました。

初めに、本校に在籍する留学生による日本語でのスピーチ発表がありました。

アメリカからの留学生、アビーさんは母国の高校でマーチングバンドに所属し、担当はマリンバだったそうです。動画で見せてくれたマーチングバンドの大会は、高校の大会とは思えないほど大規模で迫力がありました。本校の吹奏楽部もマーチングバンドの発表を行うため、留学中にぜひ、吹奏楽部のクラスメイトと交流してほしいです。

タイからの留学生、トンカーさんは母国の観光地や食べ物、学校について紹介してくれました。高校生の時期から英語、日本語、フランス語など多言語を学校の中で学ぶことができ、異文化に触れられる環境があり、自然と留学への決意も固まったようです。学校の食堂で食べられるというタイ料理の写真も美味しそうで、タイの学校の生徒さんが羨ましくなりました。

スイスからの留学生、ジョディさんは最後の日本語スピーチでした。10ヶ月間の留学生活を振り返り、「辛いこともあったけれど、今までの人生で一番成長できた。自分の性格や人生観が大きく変化し、日本についてのイメージが広がった」と、今の気持ちをとても自然な日本語で話してくれました。「夢があるから頑張れる」とスピーチを締めくくったジョディさん、これからもぜひ頑張ってほしいです。

 

続いて、英語の発表の部では、12名の生徒が発表をしました。

今回の発表はアメリカ留学の3名、カナダ留学の4名、ニュージーランド留学の2名、オーストラリア留学3名と留学先が豊富な会となりました。

アメリカに留学した生徒の中には、親友が出来た生徒、留学で文化や違いを尊重することの大切さを学んだ生徒。カナダに留学した生徒は、冬を楽しみ、ホストファミリーとの旅行を楽しむなどしていました。またフランス革命を英語で習って不思議な気持ちになったり。ニュージーランドに留学した生徒は修学旅行でも行った姉妹校へ留学。現地で新たに多くの友達を作ることができました。ニュージーランドのクライストチャーチに留学した生徒は、先日起こった銃乱射事件の事件現場近くに学校があり、人種や宗教での差別は決してしてはいけないと改めて身にしみて感じていました。オーストラリアのパースに留学した生徒は学校に留学生がほぼいなく、学年にたったひとりの留学生で、現地の生徒に親切にしてもらったり、現地校の先生には授業後レポートの書き方を習うなど、現地の生徒と同じように扱ってもらうことができました。イプスウィッチにある学校では、クラスや学年対抗ではなく、ハウスごとにカラーを持っていてハウス対抗で運動会に参加したりなどすることができました。

 

現地校には本校にはないルールが存在していて、それが本校よりも厳しいこともあったと思います。また、英語しか通じない世界は時に不安でつらいこともあったと思います。発表の中には、ホストファミリーがおうちに戻っておいでと最後に声をかけてくれた生徒が多く見られました。それは留学した生徒たちがつたない英語でも一生懸命頑張ってコミュニケーションを取った証拠だと思います。そしてさらに英語を勉強していこうと決意している生徒が多くいました。

 

本校に来て日本語を学ぶ生徒も、海外に出て英語を学ぶ生徒も、学ぶ言語は違えど、10代の大事な時期に現地の同年代の生徒と関わるという経験は大きな財産となっています。ジョディさんのスピーチに「人生観」という言葉がありましたが、物の見方が大いに変わる経験です。この経験を是非、将来に生かし社会で活躍することを大いに期待しています。

 

雨の中、保護者の方におかれましてはご来校いただきありがとうございました。

また、発表がここまで長い会になってしまい、申し訳なかったのですが、生徒たちの頑張りの集大成としてご覧いただくことが出来て良かったです。

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

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