2019/1/24 木曜日

20190119 留学成果発表会

1月19日に本校の留学成果発表会が行われました。
今回の発表も【日本語発表】【英語発表】【トビタテ!留学発表】の3部構成でおこなわれました。

最初に本校に在籍する留学生による日本語のスピーチ発表がありました。
オーストラリアからの留学生、ジゼルさんは1月8日に来たばかりでしたが、とても日本語が上手でした。日本の満員電車に驚いた話では「缶詰の中に入った魚の気分が分かりました」と面白い表現をして場を盛り上げてくれました。日本語で人を笑わせることができるくらい、日本語の能力が高いジゼルさん。残り1週間でさらに多くのことを吸収してほしいです。

スイスからの留学生、ジョディーさんは「留学によって日本のイメージが変化したこと」というテーマで、スライドがとても上手に作られていました。「留学に行ったらつらいこともあるけれど、うまくいくことばかりでは人生は面白くない。経験したことから得るものは大きい。」また「将来日本に住むことになったら横浜に住みたい」そうです。ぜひまた日本に戻ってきてほしいと思います。

スリランカからの留学生、ラクシャーヌさんは、冬休みはホストファミリーと京都へ行って清水寺の景色を観たり、お正月は長野に旅行をしてお節や餅つき祭り、富士山とともに見る朝日などを楽しんだそうです。日本の食べ物が大好きで、特にあんこの入った和菓子が好きだと話す表情が可愛らしかったです。「留学を通して人間の多様性を受け入れることを学んだ」という言葉はさすがラクシャーヌさん。日本語がとても上手でした。

フィンランドからの留学生、ヤネッテさんは昨年のクリスマスにご家族が日本に来て、ヤネッテさんが鎌倉をガイドしたそうです。ヤネッテさんのご家族と日本のホストファミリーの方々とで食卓を囲んだそうで、とても楽しそうな写真でした。「言葉、文化、環境の違いが大変だったけれど、とても勉強になった。学んだことを自分の未来に活かしたい。」という言葉でスピーチを締めくくってくれました。

続いて、本校から海外へ留学した本校生徒による英語での発表です。今回は夏期にカナダへ留学した生徒2名、アメリカに留学した生徒3名、イギリスに留学した生徒1名が発表しました。

カナダ留学した生徒たちは、バンクーバー近郊にある公立校に通いました。現地特有の行事であるハロウィーンやサンクスギビングをホストファミリーと楽しんだり、他の留学生たちと遊園地に行ったり、ビクトリアまで遠出したりと日本では体験できないことを多く体験できました。アメリカ留学した生徒たちはポートランドにあるPortland Adventist Academyへ2名、City Christian Schoolsへ1名が行きました。クリスチャンスクールならでは、ですが、チャペルでのお祈りや賛美歌を共に学ぶなど、言語だけでなく文化的な面でも学習することができました。週末にはホストファミリーと教会に通った生徒もいます。Portland Adventist Academyはキャンプが積極的におこなわれ親交を深める学校です(日本で言うところの林間学校的な感じでしょうか)。学校の規模が大きく多くの学校から留学生を受け入れており、留学生フレンドリーな学校でした。留学した生徒の中には、自分のゴールを4つに決め、それを日々の目標とし英語の学習に取り組みました。City Christian Schoolsは規模の小さな学校で、全校生徒合わせて200名程度しかおらず、本校生徒が帰国の際には学校中を巻き込んで送別会をしてくれました。アットホームな雰囲気でとても居心地の良い学校だったようです。イギリス留学生徒は、イギリス滞在経験のある生徒で、他の生徒たちとも溶け込むことができたようです。ガールズトークを楽しむなど、どこの国でもティーンの思うところはあるようです。

どの国へ留学した生徒にも言えることですが、この留学を可能にしてくれたご家庭の保護者、協力してくれた現地のホストファミリー、学校、友人に感謝を皆伝えていました。日本を離れてこそ見えてくる、家族のありがたみや日本の良さにも気づけたようです。また、現地に行きたい!英語の勉強を頑張りたい!というモチベーションにも繋がりました。

最後はトビタテ!留学JAPAN発表の部です。トビタテ!留学JAPANとは、文部科学省による官民協働プロジェクトで、高校生の留学企画に奨学金を出してくれる制度です。今回発表した生徒は4期生として選ばれ、スポーツ・芸術コースとしてダンス留学をしてきました。

韓国の音楽やダンスが世界的に流行する中、日本の音楽やダンスの良さを海外に発信したというのが、テーマです。アメリカ・ニューヨークにあるダンスセンターに通い、海外でのダンスのレッスンの仕方、振りの入れ方を学ぶことができました。アンバサダー活動として、地元で多く生産されるランドセル、特に自分の使っていたランドセルを現地に持って行き、友達にPRしたり、街を歩いたりしました。海外の方にはランドセルはスタイリッシュという印象があったようです。今回の留学は短期間で1ヶ月と満たないものでしたが、今回の留学を通じて新たな夢として、有望な人材を世界に発信するというものを持つようになったそうです。今後に期待です!

日本に来た留学生も日本から海外へ行った生徒も、10代ながら家族から離れ現地で今しか出来ない体験、言語習得をしたいと決意し母国を離れ学習しています(もしくはしてきました)。楽しいことばかりではもちろんなく、よく理解できず辛いことも多くあったはずです。それでも、最後に笑顔で終えられるのは、乗り越えると決めて努力した生徒の決意、サポートしてくれ信じてくれるご家族がいてこそやり遂げられたことです。この経験は唯一無二の糧となり、今後の人生を明るく、そしてさらなる光を与えるものとなるはずです。生たちの今後の活躍が楽しみです。

本日はお忙しい中、ご来場いただきありがとうございました。

 

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