日本語の授業
最近の日本語の授業では、簡単な新聞記事を読んでいます。
短くて、簡単で、興味の持てるような話題を選んで教室にもっていきます。
ドイツで起きた強盗の話や、世界の住みよい都市ランキングなど、といった話題です。
とても短いですが、ぜんぶ読みきるにはだいぶ時間がかかります。
というのも、やはり漢字が難しいのです。読み方がわからないと、前に進めません。
しかも読み方は単語によって違うので、混乱しないわけがありません。
それでも一生懸命、書いて読んで練習をしています。だいぶ難しい漢字を知っていて、こっちが驚かされることが多々あります。
来日して半年も経ちませんが、かなりスムーズに日本語で意思疎通ができるようになりました。
まさに努力の賜物です。
新聞記事はだいぶ負荷がありますが、読めないことはありませんし、本人たちの力を伸ばすのには最適なようです。
「読む」ことは、語学を習得するときは避けて通れない、さらに辛抱を必要とする地道な作業です。
ただし、そうやって辛抱を重ねながら読むことによって、どの表現がどの場面で使われやすいのか、より理解できるようになります。
「聞く」「話す」に加えて「読む」「書く」の技能も、どんどん鍛えていってほしいと思っています。
ちなみに今日はとても天気が良かったので「外で授業をしたい」という申し出がありましたが、授業というよりピクニックになってしまいそうだったので、(残念ながら)却下しました…
国際交流部
瀬戸口