2010/2/20 土曜日

日本語の授業

カテゴリー: 2009年度,本校にいる留学生たち — 国際交流 @ 10:55:09

最近の日本語の授業では、簡単な新聞記事を読んでいます。

短くて、簡単で、興味の持てるような話題を選んで教室にもっていきます。

ドイツで起きた強盗の話や、世界の住みよい都市ランキングなど、といった話題です。

とても短いですが、ぜんぶ読みきるにはだいぶ時間がかかります。

というのも、やはり漢字が難しいのです。読み方がわからないと、前に進めません。

しかも読み方は単語によって違うので、混乱しないわけがありません。

それでも一生懸命、書いて読んで練習をしています。だいぶ難しい漢字を知っていて、こっちが驚かされることが多々あります。

来日して半年も経ちませんが、かなりスムーズに日本語で意思疎通ができるようになりました。

まさに努力の賜物です。

新聞記事はだいぶ負荷がありますが、読めないことはありませんし、本人たちの力を伸ばすのには最適なようです。

「読む」ことは、語学を習得するときは避けて通れない、さらに辛抱を必要とする地道な作業です。

ただし、そうやって辛抱を重ねながら読むことによって、どの表現がどの場面で使われやすいのか、より理解できるようになります。

「聞く」「話す」に加えて「読む」「書く」の技能も、どんどん鍛えていってほしいと思っています。

ちなみに今日はとても天気が良かったので「外で授業をしたい」という申し出がありましたが、授業というよりピクニックになってしまいそうだったので、(残念ながら)却下しました…

国際交流部

瀬戸口

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