「ゼッケン67」と「ゼッケン70」
5月8日(月)に体育祭が代々木第一体育館で行われました。1964年の東京オリンピックでは競泳が行われた場所であり、2020年のオリンピックではハンドボール会場となります。そのため、来年度は使えないのが残念です。
体育祭では、体育祭実行委員を中心に生徒が中心となって運営する姿がとても印象的でした。品女生の元気あふれる姿を見て、次の文化祭がまた楽しみになりました。
さて、開会式の挨拶で話した「ゼッケン67」について詳しくお話しします。38人中9人が棄権する厳しい状況で行われた、1964年の東京五輪1万メートル競走において、セイロン(現スリランカ)のカルナナンダ・ルナトウンゲは、他の選手がゴール中、一人でトラックを3周するほど遅れたのです。最初冷ややかだった観衆もその一生懸命走る姿に心を打たれ、ゴールする彼を大きな拍手で迎えました。この光景は、勝つだけではなく参加することに意義があるオリンピックの象徴として、「ゼッケン67」のタイトルで多くの教科書に取り上げられました。
そして、品川女子の体育祭では「ゼッケン70」が頑張りました。Tシャツの中央に70期生の「70」の文字が燦然と輝く6年生が、圧倒的強さで見事に優勝しました。体育祭で見せたこの団結力をこれからの自己実現にも発揮してほしいと思います。しかし、この優勝も切磋琢磨しあった1年から5年生がいたからこその優勝です。このことも忘れず、下級生も来年に繋げてください。
また、保護者の方も朝早くから多くの方に応援頂き、有り難うございました。生徒と一体になり、学年カラーで応援する保護者の方々の姿にみて、熱き思いを感じた次第です。6年生の保護者から頂いた応援団扇と私のTシャツ姿の写真を掲載させて頂きます。今後ともご支援のほど、宜しくお願いします。