トロイアの真実
私は8月上旬にトルコ旅行に行ってきました。オスマン・トルコの中心地イスタンブールをはじめ、トロイ・エフェソスの遺跡や、パムッカレ・カッパドキアといった世界遺産を見てきました。
イスタンブール | |
エフェソス |
トロイの木馬 |
トルコに行こうと思ったきっかけを作ってくれたのが『トロイアの真実』という一冊の本です。この本は、日本人でありながら、トルコのアナトミア考古学研究所長をしている大村幸弘さんによって書かれた本です。
私は中学生の時に読んだ『古代への情熱』という本で考古学に興味を持ちました。『古代への情熱』は、古代ギリシャのホメロスが書いた本の中にあるトロイア戦争は架空のものではなく、実際にあることをトロイの町を発掘して証明したシュリーマンの自叙伝です。この本は、歴史好きならば、誰もが手に取る一冊です。
シュリーマンが発掘した場所 |
ところが、冒頭に紹介した『トロイアの真実』は、「シュリーマンの発見したトロイは、ヒッタイトによる戦いの跡でトロイと違うのでは」という驚くような仮説に基づいて書かれたものです。考古学者である大村さんの的確な指摘に引き込まれ、遂に私もトロイに行きたくなってしまったのです。皆さんも時空を超えた歴史の世界を旅することをお勧めします。