『いい歯の日』に
11月8日(水)の『いい歯の日』に、本校生徒が中心となってイベントを開催しました。コンセプトは「歯周病をテーマに、日本の歯科の現状について専門の方と共に話し合い、今後の自分自身の予防意識の在り方について考えるきっかけとする」です。彼女たちは昨年度の文化祭企画を機に「Whiteeeeth」の名でNPOを立ち上げ、今回のイベントにも結びつけました。
内容は、スウェーデンデンタルセンターの弘岡秀明先生(ビデオ出演)、スウェーデン矯正歯科の石川基先生、日本歯科医師連盟久保田智也理事長からお話をいただく中、「スウェーデンの歯科制度を取り入れることは可能なのか?」や「8020運動の目標実現のためにできること」などをテーマに、会場全体でディスカッションをしました。最後の質問コーナーまで入れると、2時間を越えるイベントでしたが、品川歯科医師会の服部秀彦会長や株式会社オーラルケア様などにもご協力いただき、盛会のうちに会を終了することができました。
それでは、担当教員の佐藤のコメントを掲載します。
11月8日に『いい歯の日』のイベントを生徒主体で会を開く ことができました。昨年度の文化祭企画を継続して、NPOとして取り組む活動の一環 としてこのイベントも準備をすすめてきました。生徒達は多くの歯科医の方々を訪問して話を伺う中、歯 周病と日本の歯科医療について継続的に学習してきました。
これまでの活動をずっと身近で見てきた立場から言わせていただくと、この企画が生達 の成長を促したのは勿論のこと、日本の歯科事情に一石を投じたと思っています。
イベントの中で『いい歯の日』のCMを発表しました。YO U TUBEで”NPOWhiteeeeth”で検索できますので、是非、ご覧になって下さい。
次に、イベントを主催した5年生の水野さんのコメントを掲載します。
今回のイベントは、「なぜ日本人は予防歯科の理解がうすいのか?」その原因をオープンにしたい!と思い行いました。
歯科医師の先生方や歯科医師会の方と、中高生が一堂に会するイベントは初めての試みであったたため、進行を進めることが不安で、はじめはとても緊張しました。
しかし、歯科医の先生方にも助けていただきながら無事にイベントを終わることが出来、今はとても安心しています。
保護者の方々や医師会の方々に「今まで聞く機会がなかったストレートな意見を聞けて勉強になった」と言って頂けたことは、一番嬉しかったです。
参加していただいた方が少しでも予防への意識を改め、歯医者に定期的に行こうと思っていただけたら嬉しいです。有り難うございました。
スウェーデンが先進的な取組をしている歯科予防治療について、私も2年ほど前から始めました。遅いことは否めませんが、私も歯磨きの仕方を意識するようになりました。今回の話を伺い、「人ごとじゃないんです。」と言われた先生方の意味を実感した次第です。
5年生の生徒や担当の先生の努力があって、このイベントを成功することができたと確信します。そして、このことが契機となり、日本における歯科治療への考え方が変わることを心から期待します。皆さん、ご苦労様でした。