第12回 白ばらカレッジ講演会 開催報告
夏休み中の7月31日。地雷・小型武器・子ども兵・平和教育に取り組むNGO・NPO法人「テラ・ルネッサンス」理事長・鬼丸昌也氏の講演「こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した」を開催いたしました。今回は初めて、芳葉会・後援会・PTA・先生方もお招きし、当日34名の品川ファミリーが参加しました。
鬼丸さんは高校時代にスリランカに渡り、内戦の傷跡を目の当たりにして、大きな衝撃を受けたそうです。その折、現地の農業開発指導者で平和運動家のアリヤラトネ博士に、「すべての人に未来を造りだす力がある」と教えられ、自分にできることは何かを、深く考え続けたそうです。そして大学在学中に「全ての生命が安心して生活できる社会の実現」を目的に「テラ・ルネッサンス」を設立されました。
その志と設立の経緯、地雷とは?小型武器とは?子ども兵とは?カンボジア・ウガンダ・コンゴでの活動などなど、親しみやすくわかりやすく、熱演くださいました。
参加者のご感想の一部をご紹介します。
「あっという間の90分で、もっと知りたいと思いました。ソフトにお話いただけたので拝聴できましたが、真実はもっと残酷な様に思います。前向きになれるお話に感謝します」
「私も戦争の時は子どもでしたが、もっとひどい生活があるのかと、思わず昔を思い出しました」
「戦争や内戦は宗教や民族間の争いなのだと思っていましたが、実は大国の経済的理由によるものであると知りました。少年兵、少女兵のお話は初めてでしたので驚きました。私も一歩の踏み出し方を考えて一つ行動→まずは家に帰って、子どもたちに話します」
「活動しておられる方の生の声を聞けて、実態として伝わってきました。ぜひ若い方にも聞いてほしい内容です」
「私にもできることがあるのだと確信できた。思うだけでなく行動しなければならないのだと実感した。今日から「私自身」ができることをしていきたい」
元気いっぱい、笑顔いっぱい、全国で講演活動されている鬼丸さんは、終了後慌ただしく名古屋へご出発。世界を変える情熱で、本当にきらきら輝いておられました。
☆使用済みインクジェットカートリッジ&書き損じはがき回収にご協力ください。
品川ファミリーも、「テラ・ルネッサンス」のみなさんの活動を少しでも継続的に支援したいと、芳葉会で「使用済みインクジェットカートリッジ&書き損じはがき」回収箱を設けました。
この回収により、お役に立てることは下記などがあります。
●ハガキ3枚(約100円)で カンボジアで子ども達が安心して遊べるための地雷原1㎡の安全を確保
●ハガキ25枚(約1000円)で カンボジアで貧しくて学校に通えない子どもたちへの奨学金 1人分
●インク約5個で カンボジアで子ども達が安心して遊ぶための地雷原1㎡の安全を確保
●インク1kgで ウガンダで元子ども兵士が安心して職業訓練に参加するための学費・家族の食料など1日分
その後、先生方と回収方法で協議した結果、
1)回収箱は通常、卒業生ルームに設置する
2)年末年始や暑中見舞シーズンなど、各家庭ではがきやインクカートリッジを多用する時期に、生徒たちへも呼びかけて校内廊下などに設置。芳葉会で仕分けして、「テラ・ルネッサンス」へ送付する
ことが決定いたしました。
今後、日常で書き損じハガキや使用済みカートリッジが出た際は、ぜひ学校へお越しの際に卒業生ルームへご持参いただき、回収にご協力くださいませ。品川ファミリーみんなで、全ての生命が安心して生活できる社会の実現のお手伝いをしましょう!
<※対象のハガキについて>
書き損じハガキとは、文章や宛名を失敗して出せなくなったものや、宛名もきちんと書いたけれど出しそびれたもの、買ったけれど使用しなかったものなど未投函の年賀状や官製ハガキのことです。昔の10円や40円などのハガキ、かもめーるも対象にしています。
<※対象のインクについて>
純正のEPSON・CANON・RICOH・brother・hp(ヒューレット・パッカード)、及びリサイクル商品ReJETの使用済みのものに限ります。
その他詳細は、下記「テラ・ルネッサンス」ホームページをご参照ください。
書き損じハガキを集めて送る
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