★読書週間③★
さて、読書週間も中盤にさしかかりました。本日は2冊紹介します。まずはKさんの紹介本から。
[文庫/913.6/A]『図書館戦争』有川浩/角川書店
(C)角川書店
この本の舞台は公序良俗を乱す表現を取り締まる「メディア良化法」が成立して30年経った2019年。そのメディア良化委員会に唯一対抗できる勢力となる「図書館隊」に入隊した笠原郁は、高校時代に自分を助けてくれた憧れの隊員を追いかけてきた。そしてエリート部隊、「図書特殊部隊」に配属されるが……?アクションあり、恋愛ありの濃い作品です。ぜひ読んでみてください。
図書館戦争シリーズは、映画化が決まってからますます貸出冊数が伸びています。図書館戦争が好きだからといって、図書室でドタバタアクションはご遠慮くださいね。
続きまして、雰囲気がガラリと変わります。図書委員の紹介は個性が出るのもおもしろいところ。今年度図書委員長Kさんのオススメ本です。
[新書/480/T]『ご近所のムシがおもしろい!』谷本雄治/岩波書店
「ムシマニア」な著者が近所の雑木林からから自宅のプランターまで、「身近なムシ」のみに焦点を当て、そのムシの特徴や人間との関わりを記した本です。一般的な専門書と違い、著者のムシに対する思い出や経験など、どちらかというとエッセイに近く、よりムシに対する愛着を感じます。
先日ある講演会で、「幼稚園の頃はダンゴムシと遊んでいても、小学校中学年ぐらいから触らなくなる」といった話を伺いました。みなさんも幼い頃は家の近くのムシを探して遊ぶこともあったのではないでしょうか。久しぶりに探してみるのもいいですね。
ちなみに図書室にムシは必要ないので、見つけたとしても持ってこないでくださいね。写真でね。
図書室 岩崎