海外教育視察
ブログの更新が遅くなってしまいました。新年、初めてのブログを載せさせて頂きます。本年も宜しくお願いします。
この1月13・14日にセンター試験が行われました。6年生のほとんどが受験しており、自分の力を出し切れたと信じております。この後、データリサーチの結果を受けて、学校としてもケース会議を開き、個々の生徒へのアドバイスや直前補習に活かしていきたいと考えております。
さて、私は昨年の年末にベトナムとカンボジアへの教育視察に行きました。カンボジアでは、まずアンコールワットにおいて、その修復に携わる日本人の方に話を聞きました。現在の課題は、単にお金を投資しての支援ではなく、カンボジアの人達に修復作業が出来る力をつけさせることであるとの話を聞きました。自国民が世界遺産を守る力を付けていくことは、長期的な保存に繋がると感じました。
アンコールワット修復作業 |
また、カンボジアでは中学校が未整備で、アンコールワット近くの村でも未だに半数の生徒が学校に通っていない状況でした。私が視察した中学校では、施設や教員の不足から、午前中に2・3年生、午後に1年生の授業を行っていました。しかし、校長先生から、子供達は中学校に通えるようになってとても喜んでいるとの話を聞き、改めて我々の今後の支援の在り方を考えさせられました。
カンボジアの中学校にて | |
カンボジアの中学生と共に |
次にベトナムでは、複合大学の施設を見学しました。理科大・家政大・農業大・体育大等11校に及ぶ専門教科に特化した大学が学園都市の中に集合して造られており、多くの生徒が学んでいました。人文社会系の大学で日本語を学んでいる生徒と交流しましたが、心理学を専門としたいとの希望を持っており、日本のスクールカウンセラーにとても興味を持っていました。東南アジアの国々でもこのような学園都市が出来ており、大学が相互に連携して新しいものを生み出していく事の重要性を痛感させられました。
ベトナムの学園都市 |
ベトナムの大学生との交流 |
最後に、ベトナムやカンボジアでは日本の女性が起業した店舗があり、地域での雇用を増やす取組をしていました。今後は、本校の起業マインドの育成に繋がる取組とコラボ出来ればと思いました。また、視察を企画して頂いた業者の方々や、一緒に視察した私立学校の先生方に感謝する次第です。