⑩大学出張授業報告【青山学院大学 経済学部】
担当の浅野より報告です。
青山学院大学経済学部教授の中川辰洋教授に、学問としての経済学への道-「経済学の父」-というテーマで、3部構成で講義をしていただきました。
第1部は経済学の歴史について、18世紀初頭における経済学の成り立ちと思想家の紹介、そして「アダム・スミス=経済学の父」という説が20世紀の研究で見直されていることをお話いただきました。第2部では、経済学部のカリキュラムや授業の内容について、経営学とどのような違いがあるのかについて説明をしていただきました。経済学を学ぶ上で、数学やPCスキルが必要とされること、テキストや参考文献は米系学説が主流であるため、英文テキストの読解トレーニングも必要であるなど、文系と理系両方の要素が必要であることがわかりました。生徒たちは、メモをとりながら真剣に聞いていました。第3部では将来の進路について、大学の先輩たちの就職先や大学院進学についてお話をいただきました。進路選択の際、「最終的にどういう人生を送りたいか」「どのレベルにいたいか」を考えることが大切だという、先生のその言葉がとても印象的でした。
歴史から将来の進路選択について、1時間で幅広い内容のお話をしていただき、大変充実した時間となりました。中川先生、どうもありがとうございました。