2019年12月2日

骨髄バンク募金活動

Filed under: 百代の過客 — 仙田 @ 9:31 AM

11月30日(土)、3年生の生徒が骨髄バンクの募金活動を品川駅で行いました。この活動は、白ばら祭でのクラス発表を継続して行っている取組の一環です。只文化祭の企画で終わらせるのではなく、このような形で発展させていくことが重要と思います。以下、担任からの報告を載せさせて頂きます。

白ばら祭の折、取材やクラス勉強会「語りべ講演会」でお世話になった骨髄バンクさまの活動を継続支援するため、3C有志メンバーで骨髄バンクさまへの募金活動、骨髄移植の啓蒙活動を自分たちで行ってきました。

今日のメンバーは有志5名です。3Cバトン部メンバーの皆さんも協力を申し出てくれていましたが、残念ながら練習の都合で今回は見送りとなりました。玄関前に集まってまずは3C恒例の記念写真を撮り、いよいよ出発です。寒風が吹く中、本日の活動場所である、品川駅に向かいました。

品川駅高輪口付近に到着後、骨髄バンクさまからお借りしたのぼりをたて、黄色いタスキをかけて準備は完了です。募金場所は土曜日ということもあり、家族連れからご年配の方まで、多勢の方が通行されていました。

いよいよ第一声です。「せーの」の掛け声で、「こんにちは!骨髄バンクの募金活動を行っています。病気で苦しむ方々に命の募金をお願いします!」と緊張しながらも、よく通る大きな声で活動を開始しました。
始めた当初は通り過ぎていく方が多かったのですが、やがて1人、2人と募金をしてくださるようになり、次第に募金をしてくださる方が増えていきました。募金は小さなお子さまから、ご年配の皆さままで幅広い年齢の皆さまにご協力をいただき、たくさんの浄財をご寄付いただきました。
見ていて感心したのは、募金活動を行いながら、何度も状況に応じて、改善点を見つけ、その場で話し合い、改善して行っていたことです。今回は私は万一の場合のボディーガード役として道の端で見ていたので、一切口を出していません。今までの学校生活での様々な活動の経験が生きており、さすが3年生だと思いました。

突然、通行者の方が、募金活動の目の前で倒れるというアクシデントもありましたが、他の通行者の方と協力して、メンバーの1人が駅前交番に走るなど、素早い行動で、救急隊員の方に引き継ぎ、ことなきを得ました。

募金中は募金してくださる方々とのコミュニケーションがありましたが、皆さん、コミュニケーションスキルがとても高かったです。小さなお子さまには目線を合わせて、お年寄りの方にはお話しをゆっくりとして、ご家族連れやサラリーマンの方々とも笑顔で会話をしていました。
途中、骨髄バンク広報部長の小島さまが土曜日にもかかわらず、温かい飲み物を持って陣中見舞いにきてくださいました。また、3C保護者の皆さまも募金に駆けつけてくださいました。皆さま、ありがとうございました。

寒い中での活動でしたが、メンバーの皆さんにとって、人の心の温かさ感じる、有意義で貴重な経験になったと思います。

学校への帰り道、「5人で力を合わせてできて良かった。戦隊ものもだいたい5人だし、力がでた」と言ったのを聞いて、3Cの文化祭前のテーマ発表のプレゼンで「やるならとことん、チームの力で」でと責任者が言った言葉を思い出しながら、やはり、みんなで力をあわせると力が湧くものだと思いました。ちなみに今日は誰が赤レンジャー、誰がモモレンジャーだったのでしょうか?(笑)

 
元文化祭責任者、3C継続活動の発起人の2人の感想です。

募金活動をするのが初めてだったのですが無事に終えることができ、よかったです。
募金をしてくださった方からは温かいお言葉をいただき嬉しかったです。
募金活動を行ったのは寒さもあり、2時間ほどだったのですが、時間が一瞬に感じられました。
今回やってみたことで分かった事や反省点もあるので次回に繋げられるようにしたいと思います。」

「募金活動は初めての体験でした。
最初は公共の場で大きな声を出す事にとても抵抗がありましたが、いざやってみると何故か楽しいと思っていました。
そして何より、募金をしてださる方々の優しさや善意に直に触れられた事が何よりも良い経験でした。寒い中の活動は大変でしたが通りすがりの方の「頑張ってね」の一言がとても暖かく感じました」

他のメンバーの方も同様の感想を持ったと思います。皆さん、大変お疲れ様でした。今後も出来る範囲で息の長い応援を継続していきましょう。
次ページへ »