武蔵国の中枢としての「多摩の魅力」
10月6日(日)の午前中、都立多摩図書館で表題のタイトルで講演会を行いました。 | |
午後には、「武蔵国の国分寺と国府を訪ねて」と題しての地域散歩も実施しました。 |
私は、一昨年から都立多摩図書館で多摩の歴史に関する講演と散歩を行っています。そのねらいは、多摩の史跡や文化財だけを題材とした講演会ではなく、日本史の教科書と関連づけた講演会を行いたかったためです。教科書の記述と身近な歴史や文化財は乖離されていると捉えられていることが多いことから、この二つを結びつけることによって、多摩の歴史を全体の日本の歴史の流れの中で捉えて貰いたいと思ったのです。
また、地域散歩は、「東京グローバル散歩」や「東京多摩散歩」を出版していることもあり、私の最も得意な分野です。本校でもPTAの方々と歩く歴史散歩や生徒対象の特別講座を行っており、お父さんの会向けの散歩も考え中です。それ以外にもNPO法人の方々を連れての歴史散歩など、様々な形で行っています。
この多摩図書館での地域散歩は、なるべく複数の市町村をまたいでコースを作り、多摩全体の歴史を俯瞰して貰いたいという意図で行っています。それぞれの区市町村単位で行っている地域散歩は、大変充実していますので、私の役割はもっと広域な地域で散歩することを心掛けています。今回散歩した府中の国府跡などは発掘も進んでおり、これから新しい発見が生まれることを楽しみにしています。
都立多摩図書館では、多摩・鉄道・雑誌総合の3分野で構成される「東京マガジンバンクカレッジ」という取組を行っています。皆さんも興味があるようでしたら、是非ご参加ください。 |
最後に、本校生徒のお父様とお爺様が参加してくれましたので、写真を一緒に撮りました。「品川ファミリー」の暖かさを感じる一日でもありました。 |