2018年4月16日

起業体験プログラム基調講演

Filed under: 百代の過客 — 仙田 @ 2:43 PM

4月11日(水)、4・5年生対象に起業体験プログラムの基調講演が行われました。
5学年主任の白石からの報告を載せさせていただきます。

2018年度文化祭高等部企画、起業体験プログラムの基調講演が行われました。
株式会社グラフ代表取締役の原田博植様にお話しいただきました。
人工知能を踏まえた起業家の第一人者であり、日本経済新聞データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤーを受賞されています。

講演では株式会社グラフを設立したきっかけや経緯、現在取り組まれている幅広い活動までをお話しいただきました。
一例として、お客様から受領したデータの概要について、ソフトウェアによる可視化とともに、それらの可視化からどのような考察が得られるかをわかりやすく解説する例をご紹介いただきました。
データ分析の詳細には立ち入らず、かみくだいた報告内容でお客様の業務改善のための議論の材料になることを目指されているとのことです。
本校の起業体験プログラムについては、社会的意義と金銭的利益は相反するものではないということ、本質的にはトレードオフの関係ではなく両方を取りに行くことが大切であるという説明部分に賛同していただきました。
世の中でもなかなか両方取りに行くことは難しいですが、それをこのプログラムでは是非挑戦してほしいと思います。
講演の最後に、鏡の国のアリスから赤の女王仮説をご紹介いただきました。
「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない。進化して、進化して、進化して、やっと現状維持。」
「自ら機会を造り出し、機会によって自らを変えましょう。」
これらのメッセージは、起業体験での取り組みだけでなく、生徒達が社会に出てからも大切なものになることと思います。

原田様のご講演のあとは、私から起業体験プログラムの概要について、中等部総合学習からのつながりを踏まえて説明致しました。
また、春休みの宿題となっていた個人企画書より、「これは!」と思うものを数点紹介致しました。
約半年に渡る大変な取り組みですが、是非「起業」を「体験」することを楽しんでほしいと思います。

※写真は、講演後に漆理事長・仙田校長・私と4人で記念撮影したものです。

 

« 前ページへ次ページへ »