2007年の教育実習生
5月28日から6月16日まで13名の卒業生が教育実習に来ました。教育実習で学んだことを書いてもらいました。
教育実習で学んだこと。それは、「教師」の大変さと、「学校」という場所の素晴らしさです。
一つの授業の為に、模擬授業や教材研究を重ね、自分自身が教壇に立って教える側を経験することで、授業の後ろにある教師の努力や、限られた時間に、どれだけ多くのことを教えられるかが、教師の力量にかかっているという責任の大きさを初めて認識しました。そして、何よりも私たちを勇気づけてくれたもの、それは、「品川女子学院」という場所です。様々な個性が毎日を全力で生きていて、クラスや学年の輪の中で一つになり、時には泣いたりしながら、それぞれがゆっくりと前に進んでいく「学校」という場所は、私たち卒業生が共に歩んできたものでもあり、生徒と一緒に同じ時間を笑いあうことで、これからも変わらずにここにあって、駆け抜けていくたくさんの生徒を見守り続けるであろう「学校」という場所の本当の素晴らしさを、ようやく知ることが出来たように感じました。教育実習で、「昔の自分」、「今の自分」、そして「これからの自分」が、一つになったような気がします。今ほど、品川女子学院の卒業生であることを誇りに思ったことはありません。
お世話になった先生方、生徒の皆さん、未熟な私たちを支えてくれて、本当にありがとうございました。平成十九年度 教育実習生一同(文・徳本雪奈)