★読書週間⑦★
今週は図書室に人が増えてとても賑やかです。
図書委員生徒による呼びかけの効果ですね!
朝の図書室は貸りたい人、返したい人、本を探している人、たくさんんの生徒がいて司書ひとりではまわらないくらい。
そこですかさず手伝ってくれる図書委員はとても頼もしいです。
読書週間も今日で終わりです。
今日は何の本を紹介しましょうか?
先日、浜松町へ舞台を観に行きました。
「ジーザス・クライスト=スーパースター」、キリストが処刑されるまでの最後の7日間を描いた作品です。
神としてではなく、1人の人間としてキリストが描かれています。キリストの弟子のひとりである、イスカリオテのユダの視点からも語られるキリストへの思いや人物像、キリスト自身の内側の苦悩。テーマは暗く重たいですが、思わずひきこまれる熱い舞台でした。
前置きが長くなりましたが、その舞台に関連して読み直した本を紹介します。
[文庫/913.6/D]『駆込み訴え』 太宰治/新潮社『走れメロス』より
有名な短編集の中の1作品ですので読んだことがある方も多いかもしれませんね。
まさにユダの視点からキリストについて語られています。キリストを慕い、愛するが故に、独占できない苦しみともどかしさがやがては憎しみに変わり・・・キリストを救うためだと自分に思い込ませながら裏切る行為につながっていく・・・勢いのある語り口調から緊張感が伝わってきます。
世界には様々な宗教がありますが、あまり詳しくは知りません。
以下の本は写真を見ながら発祥や考え方、現在のあり方などを知ることができます。
[167/M]『世界宗教の謎 キリスト教』 ヘーゼル・メアリー・マーテル/ゆまに書房 | [167/M]『世界宗教の謎 イスラム教』ニール・モリス/ゆまに書房 | |
[167/S]『世界宗教の謎 ユダヤ教』 カス・センカー/ゆまに書房 | [167/G]『世界宗教の謎 仏教』 アニータ・ガネリ/ゆまに書房 |
写真や絵を眺めるだけでも興味深い本です。
6冊借りられるのも今日までです!
みなさん、借り忘れはありませんか?
図書室 西山