★読書週間⑥★
図書室3人組の2人目が本の紹介をします。
本日、私が紹介するのは
[382/K]『日本のくらしの知恵事典』神野善治:監修 岩崎書店 です。
読み出すと時間があっという間に過ぎてしまうこの本、中身をいくつかご紹介します。
・「そば」の項目の豆知識
大晦日や引っ越しなど特別な日にそばを食べる風習があります。年越しそばには「そばのように細く長く生きよう」や「切れやすいそばのように、1年の苦労や災いと縁を切ろう」という意味があるそうです。
引っ越しの時ご近所にそばを配る風習があったのは「おそばで末永いお付き合いをよろしく」という意味がこめられているそうです。知っていましたか?
。扇子の項目の豆知識
平安時代には、今の扇子に近いモノが作られるようになりました。鎌倉時代にそれが中国に渡り、ヨーロッパに広がりました。特に17世紀のパリでは、上流社会の女性に好まれ、羽がついたりレースで編んだものなどが流行したそうです。
なるほど~と納得し、次のページも読みたくなります。確かに、フランスの上流階級の女性が、羽根飾りのついた扇子を上品に持った絵など見たことがあります。日本発祥のものなんですね。
この本では、日本のくらしの知恵ってすごいなぁ、と感心することができます。味噌や醤油やお酒、様々なものの成り立ちを、日本人として知っているのもいいのではないでしょうか?
他にも様々本をご用意しています。ぜひどうぞ!!
図書室 名小路