考古学への誘い
11月14日(木)・21日(木)と2週にわたり、早稲田大学長崎潤一教授をお迎えして、「考古学」をテーマとした特別講座が開かれました。私も2回とも拝聴させて頂きましたので、その様子を報告します。
生徒には耳慣れない「考古学」についての講座でしたが、長崎先生の話は分かりやすく興味を惹く内容であったため、2回とも20名の生徒が熱心に聴講していました。 |
「考古学とは?」「遺跡・遺構・異物の違いは?」「どうやって発掘するの?」など、生徒への問いかけを多く取り入れてくださり、生徒もたくさんの質問を先生に投げかけていました。 |
2回目の最後には、先生がご専門とする旧石器時代の遺物を実際に持ってきてくださり、触ることまでさせて貰いました。生徒達にとって一番印象に残った事柄として、多くの感想が寄せられました。 |
私も専門は日本史ですが、なかなか旧石器の遺物を触ることは無かったので、生徒に混じって石器の感触を味わいました。中にはエジプトで採集したネアンデルタール人の遺物もあり、感動した次第です。
このような機会を作って頂いた長崎先生にはとても感謝しています。生徒の中から考古学の研究に進む者があればなどと感じております。
また、先生は今月、宝島社新書より『大論争 日本人の起源』という興味深い本を上梓されました。近々に図書室にも置かれますので、見て貰えると有り難いです。 |