図書委員会広報班より
こんにちは!
最近はどんどん寒くなってきてますね。
私は寒がりなので、あったかグッズが手放せなくなっています……
さて、今回は私が今はまっている、陸上をテーマにした作品を2つ紹介したいと思います!
1つ目は『風が強く吹いている』
三浦しをんさんの小説で、現在アニメも放送中です。
あらすじ
寛政大学1年の蔵原走はインターハイを制するほどの実力者であったが、高校時代のトラウマから陸上をやめてしまっていた。そんな時に同じく寛政大学4年の清瀬灰二を出会い、彼の住む竹青荘に居座ることになる。走の歓迎会が開かれ、集められた住人たちに灰二は、この竹青荘は「寛政大学陸上競技部錬成所」であり、ここに住む者は自動的に陸上部員になることを開かす。そして、全員が困惑する中「ここにいる10人で箱根を目指す」と宣言したのだった。
私はアニメを見てこの作品を知ったのですが、とても面白いです!
大半が陸上経験ゼロのメンバー10人で箱根駅伝を目指すという普通じゃありえない設定ですが、メンバーそれぞれが必死に頑張っていて、とてもアツイ作品です。
『風が強く吹いている』三浦しをん:著(新潮文庫刊)
2つめは『一瞬の風になれ』
佐藤多佳子さんの小説で、2007年の本屋大賞も受賞しています。
あらすじ
サッカー一家で育ち、ユースの日本代表でも活躍する兄を持つ神谷新二。兄と同じチームでプレーをしたいという夢を追いかけ、ずっとサッカーを続けてきたが、その夢を失い自分の才能のなさを感じてサッカーをやめてしまった。ある日のスポーツテストで、天才的な才能を持つ幼馴染の一ノ瀬連と50mを走ることに。連と競うことで走ることに快感を覚えた新二は、連と一緒に陸上部へ入部した。陸上初心者ながらも新二は、「連より速くなる」ことを目標に、困難を乗り越え、ライバルと競いながら走り続ける。
親に勧められて私は読み始めたのですが、まさに青春。
新二の目線で物語は描かれ、ひとつひとつの動きや心情の描写が丁寧でとても引き込まれました。
陸上に情熱をかける高校生のアツイ小説でありながら、駆け抜けるような爽やかな作品です!
『一瞬の風になれ 第一部』佐藤多佳子:著(講談社刊)
『一瞬の風になれ 第二部』佐藤多佳子:著(講談社刊)
『一瞬の風になれ 第三部』佐藤多佳子:著(講談社刊)
お正月には箱根駅伝がありますよね!
私は普段あまり見ない方なのですが、今年は注目して見てみようと思います!!
普段は本を読まない人も、是非時間がある冬休みに読んでみてはいかがでしょうか?
図書委員会広報班5年