2017年4月15日

起業体験プログラム 伊勢谷友介さん基調講演

カテゴリー: 28プロジェクト,社会 — 漆 @ 10:25 AM

高等部では起業体験プログラムが始動しました。春休み中に各自、企画を考え、提出。今週の水曜には、俳優、映画監督、起業家の伊勢谷友介さんに基調講演をしていただきました。

伊勢谷さんの、志とは命を使うこと、挫折禁止という言葉が、生徒の目の前に掲げられた創立の理念「志願無倦」(志を立てたら叶うまであきらめない)と重なりました。

翌日のニュースzeroでも伊勢谷さんのフードロスを防ぐ取り組みが特集されていました。

学年主任の髙田より以下報告です。

IMG_3414 本日、2017年度文化祭高等部企画、起業体験プログラムのキックオフイベントとして、伊勢谷友介様による基調講演を行いました。
IMG_3421 伊勢谷様は俳優、監督のみならず社会起業家として活躍し、株式会社リバースプロジェクト代表取締役もされています。
講演ではリバースプロジェクトを設立したきっかけから、現在、取り組まれている幅広い活動までをお話しいただきました。具体的には人類を地球規模で俯瞰してみると、人類の生き方は、自らの首を絞めているのではないかと感じたこと。現在、人類の生活は地球の再生能力を超えて、消費活動が行われ、このままでは未来の人にツケをまわす生活をしていること。また、バランスが取れていない分、限られた地球資源の大部分を先進国が消費してしまっている現状をお話しいただきました。その上で「自分の命をどう使うか」は人間だけの唯一性であり、地球規模で何をするのかを考えることが重要であること。その一歩として、伊勢谷様が立ち上げた、リバースプロジェクトでは「人類が未来の地球で生き残るためにいったい何ができるか?」と言う理念を掲げ、これまでの私たち人間生活がもたらした地球環境や社会環境の影響をもう一度見つめなおし、未来における生活を、新たなビジネスモデルと共に創造していくプロジェクトを行っていくことを実行して具体化されているとのことでした。プロジェクトの一例として、命を守るために機能してきたが、廃棄される運命のエアバックに、再び命を吹き込み世の中へ返す(back)ことを目的とした「AIRBACK」プロジェクト。環境・社会に配慮した再生ポリエステルなどのリサイクル素材、オーガニックコットンといった天然素材を活かし、制服を着たくなるようなスタイリッシュでエシカルなものにシフトさせていく「全日本制服委員会」プロジェクト。規格外野菜などを活用したプロジェクトや下取りした家具をデザイナーが様々な形でアップサイクルして商品をラインナップし、いらなくなったもの、廃棄されるものに再度命を宿らせる、価値を加える活動についてもご説明いただきました。

最後に、同じ高校生の活動である鹿児島県沖永良部島に一つだけある高等学校での松下村塾リバースプロジェクトでの活動で高校生が「島を変える」取り組みをご紹介いただきました。以上、起業理念を大切にする本校の起業体験プログラムにとって、非常に学ぶことの多い、有意義な基調講演となりました。